IGポート アニメ制作大幅減で第1四半期減収に

 アニメ製作大手のIGポートは、10月8日に平成23年5月期の第1四半期決算を発表した。アニメ業界環境が悪化しているとされるなかでの発表だが、同社の決算もこうした環境に影響を受けたようだ。 
 連結売上高が前年比で50.3%減の9億2500万円と大きく減少した一方で、営業損失が1億円、経常損失9300万円、四半期純損失1億1000万円となった。

 売上高の減少は、映像制作事業でのアニメ制作に負う部分が大きい。同事業では劇場アニメ『ブレイク ブレイド』や『ル=ガルー』、テレビアニメ『戦国BASARA弐』、OVA『よんでますよ、アザゼルさん。』などを手がけた。しかし、前年同期は『PandoraHearts』や『獣の奏者エリン』、『東のエデン』、『戦国BASARA』などのあったテレビアニメ制作が、大きく減少したとみられる。映像制作事業は売上高5億2800万円(前年同期比64.0%減)、損失は1億1700万円である。
 また、マンガ出版のマッグガーデンが核となる出版事業の売上げは1億7900万円(同26.1%減)、損失は6600万円である。主な事業は月刊誌「コミックブレイド」、「コミックブレイドavarus」やマンガ単行本を刊行である。
 一方、好調だったのは、版権事業である。売上高が1億9300万円と前同期比で51.2%増となった。さらにセグメント利益についても1億400万円と急伸している。主要な作品は『テイルズ オブ ヴェスペリア ~ The First Strike ~』、『東のエデン』、『ToLOVEる』、『機動戦艦ナデシコ』などである。

 IGポートの業績予想によれば、赤字決算は第2四半期も続く。第2四半期の連結業績予想は売上高16億1800万円、営業損失1億2300万円、経常損失1億1800万円、当期純損失1億4100万円である。
 しかし、通期連結決算では黒字転換を見通す。コンテンツ関連企業の売上げが下期偏重になる傾向が大きいことに理由があるとみられる。通期連結売上高は51億2700万円、営業利益2700万円、経常利益4600万円、当期純利益500万円を予想する。

IGポート http://www.igport.co.jp/