東宝 業績予想情報修正 映画事業好調で3D映画も貢献

 大手映画会社の東宝は10月5日に、平成23年第2四半期、通期連結決算の業績予想を上方修正した。第2四半期までの売上高を995億円から1054億円に修正したほか、営業利益は103億円から139億円、経常利益は108億円から144億円、四半期純利益は57億円から72億円にいずれも大きく引き上げられた。
 また通期連結も売上高1854億円を1975億円、営業利益を170億円から208億円、経常利益を176億円から218億円、当期純利益を91億円から98億円に変更する。通期予想の修正で、売上高以外、利益面ではいずれも平成22年2月期を上回ってくることになる。

 東宝は今回の修正の理由について映画営業事業、映画興行事業の好調を挙げている。この夏の映画の好調な劇場興行が業績を支えている。
 映画営業事業では配給作品が順調に稼動した。東宝の配給作品には製作参加もした『借りぐらしのアリエッティ』や『悪人』、『THE LAST MESSAGE 海猿』、『告白』、配給受託作品には『踊る大捜査線THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!』、『劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド・パール 幻影の覇者ゾロアーク』といったヒット作品がある。
 また、映画興行事業では自社グループの配給作品に加えて、洋画が3D (立体視)作品を中心に堅調だ。『アリス・イン・ワンダーランド』、『トイ・ストーリー3』といった作品のヒットが業績につながっているようだ。

 連結通期の修正幅は第2四半期より小さくなっているが、通期の業績は第4四半期に公開される大作映画の成績が左右することになる。人気アニメを原作にするSF映画『SPACE BATTLESHIP ヤマト』や『GANTZ』といった作品である。
 劇場アニメでは、第4四半期に『チェブラーシカ』、『くまのがっこう~ジャッキーとケイティ~』(同時上映)、『劇場版BLEACH 地獄篇』、『劇場版イナズマイレブン 最強軍団オーガ襲来』などを配給する。

東宝 http://www.toho.co.jp/