任天堂業績予想を大幅下方修正 円高と販売数量修正で

 ゲーム会社の任天堂は9月29日に、平成23年第2四半期と通期の業績予想を大幅に下方修正した。第2四半期までの連結売上高の見通しを従来の5500億円から3600億円とおよそ35%引き下げた。また、営業利益は1200億円から500億円、経常利益は1150億円から50億円のマイナス、四半期純利益は700億円から20億円のマイナスに変更する。最終赤字を見通す。
 また、通期でも連結売上高の予想を1兆4000億円から1兆1000億円に引き下げる。営業利益は3200億円から2100億円、経常利益は3200億円から1450億円、当期純利益は2000億円から900億円に変更する。修正幅は大きいが、通期では利益を確保することになる。

 業績予想の大幅な引き下げについて任天堂は、為替が予想を上回る円高になっていること、また、任ニンテンドーDSやWiiの販売数量の予想を下方修正したことを挙げる。任天堂は同じ29日に、裸眼で3D(立体視)のコンテンツが楽しめるニンテンドー3DSを 2011年2月26日に税込25000円で発売することを明らかにしている。新しい携帯機の条件が発売条件が確定したことで、従来の予想と差が生じそれを埋めたかたちだ。
 任天堂によれば、3DSを含めたニンテンドーDSの今期の販売数はワールドワイドで2350万台、従来予想の3000万台を下回る。これに併せてDSソフトも1億5000万本から1億2500万本に引き下げる。さらにWiiについても当初の1800万台から1750万台、Wii向けソフトが1億6500万本から1億3500万本となる。
 為替については、前回の予想では1ドル95円、1ユーロ120円としていたが、今回はそれぞれ85円と110円に円高修正した。任天堂は事業に占める海外売上高が大きいだけに、今後も円高、円安に振れることでこうした予想も大きく変わってきそうだ。

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