朝日新聞出版 オリジナルマンガで電子書籍市場開拓

 朝日新聞の出版事業グループ会社である朝日新聞出版が、9月28日からビットウェイが運営するケータイコミックサイト「Handy コミック」にて、オリジナルのデジタルマンガ作品を配信する。当初7作品でスタートし、今後ラインナップを拡大して行く。
 朝日新聞出版によれば、今回のオリジナルマンガの携帯配信投入は、今後の電子マンガ市場の拡大を見込したものだ。現在のデジタルマンガ市場は低価格で読みたいものだけを読む若い世代のユーザーが占めている。そこで、この携帯から始まるマンガのユーザーをターゲットにした作品を提供する。

 また、配信するオリジナル作品は携帯からスタートし、そこから書籍化、アニメ化、実写化などのメディアミックス展開を想定する。多角的に利用可能なコンテンツを目指す。
 第1回配信は安宅十也さんの『シャーロック・ホームズは影にささやく』、井田ヒロトさんの『ノギ 隠衆破国戦譚』、オオツキさんの『ボディードライブ』、原作 葛城あゆむさんと漫画めぐみゆうさんの『あやかしめしませ』、マツダさんの『電子遊戯黙示録’』、南条アキマサさんの『スピリッツ』、リヨさんの『Sakura Cluster』だ。多彩な作品を揃えながらも、ファンタジー、SF、コメディーに重点が置かれている。

 これについて朝日新聞出版は、配信作品を国内外で人気のファンタジーを中心に組んでいるという。これは日本だけでなく、海外への展開も視野に入れているためだ。アジアを中心に、サービス展開を進める。
 また、連載には新人作家から人気作家まで起用するが、いずれもデジタルマンガの執筆に意欲的な作家としている。これまでの雑誌にはない、媒体を目指す。

 携帯での配信スタート後は、スマートフォンやiPad 、Kindleなどの様々な電子書籍端末への展開も進める。さらに人気の高い動画サイトなどへの作品の提供も念頭に置いている。
 こうした取り組みを通じて、朝日新聞出版は今後デジタルマンガ市場を活性化させるとする。そして、新しいマンガ連載メディアの確立を図る。
 
朝日新聞出版 http://publications.asahi.com/