ワンピース好調 東映アニメ今期2度目の業績予想修正

 アニメ制作大手の東映アニメーションの業績が好調だ。同社は9月27日に平成23年3月期第2四半期及び通期の業績予想の上方修正を発表した。業績予想の上方修正は、7月26日のそれに続く2回目である。同社の業績は、予想を上回るピッチで伸びているようだ。
 第2四半期連結売上高は、これまでの101億円から107億円に引き上げられた。営業利益は12億円から15億円、経常利益は13億円から15億円、四半期純利益は8億円から10億円にそれぞれ変更された。
 一方、通期連結決算は売上高203億円を210億円に、営業利益を21億円から22億円、経常利益を23億円から24億円、そして当期純利益は13億円から14億円にそれぞれ引き上げる。通期予想の引上げ率が第2四半期より小さくなるのは、業界環境の厳しさを考慮しているためである。通期については、依然慎重な見通しを持っている。

 今回の修正により東映アニメーションは第2四半期、通期とも、売上高で昨年を上回る見通しだ。また、第2四半期では、利益面で昨年の実績を大きく上回る。第2四半期営業利益、経常利益、当期純利益は、期初予想の3倍以上となる。東映アニメーション自身は通期の利益の見通しは慎重だが、今後期末に向けて昨年実績を上回ってくる可能性は高そうだ。
 業績修正の理由として東映アニメーションは、『ワンピース』関連のキャラクター商品等などが引き続き好調で予想を上回る稼動をしているためとしている。同社は7月の修正の際にも、『ワンピース』のキャラクター商品と劇場映画のBlu-ray Disc・DVDが好調としていた。依然ブームの様相を見せている『ワンピース』の高い人気が、同社のビジネスを牽引しているようだ。

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