ビットウェイ 仏携帯主要3社にマンガ配信実現

 電子書籍取次の大手ビットウェイは、8月31日よりフランスの主要携帯キャリア2社OrangeとSFRに日本の人気マンガ作品の提供を開始した。配信はフランスの携帯向けマンガ配信サービス「MANGA MODE」を通じて行う。「MANGA MODE」は2009年6月よりブイグテレコムでの有料配信を行っており、今回の2社へのサービス提供により主要3キャリアで日本マンガが楽しめるようになる。
 ビットウェイは国内で各出版社からマンガ作品の配信許諾権を得て、それを各携帯公式サイトにパッケージとして提供する。アグリゲート呼ばれる電子書籍取次業務で、電子書籍流通機能を担っている。フランスでの試みは、この事業を海外に拡大するものだ。

 今回、ビットウェイが作品を提供する「MANGA MODE」は、エヌ・ティ・ティ・ドコモのドイツ子会社net mobile AGがフランス国内向けに提供するサービスである。ビットウェイが提供する作品には、『NARUTO』、『ONE PIECE』、『ドラゴンボール』、『DEATH NOTE』など現地でも人気の有力タイトルが多数含まれる。
 こうしたコンテンツは日本国内から直接海外ユーザーに向けて配信されており、ビットウェイはデータ制作や登録、修正などの作業データを国内から管理している。サービスキャリアの拡大により、より多くのコンシュマーをターゲットにする。同時にコスト面でも優位性を発揮しそうだ。

 ビットウェイは国内の電子書籍取次事業の成功を受け、2009年からは海外事業の展開に力を入れている。フランスのほか、香港、台湾でも既に事業をスタートしている。今年6月には米国のアニメ動画配信サイト クランチロールに出資を行い、米国進出を視野に入れているとして話題になった。
 フランスの日本マンガ市場は、現在、米国を上回るとされる巨大な海外市場である。いち早く進出することで、同地域でも電子マンガビジネスの主導権を取る構えだ。

ビットウェイ http://www.bitway.co.jp/