ハリウッド プロデューサー アラド氏 IG米国法人会長に就任

 米国の映画界、ハリウッドの大物プロデューサーとして知られる、アヴィ・アラド(Avi Arad)氏が、日本の大手アニメ製作会社IGポートの米国法人子会社Production I.G.,LLCの会長に就任した。
 IGポートによれば今回の就任は、事業のグローバルな展開を視野に入れたものである。アラド氏が米国のエンタテインメント業界に持つ幅広いコネクションにより、アニメーション事業の国際展開が強化出来るとしている。
 同社は日本のアニメ市場が縮小傾向にあることから、今後海外の展開を強めるとしている。海外進出のパートナーとして、米国のエンタテインメント業界で経験の豊富なアラド氏に白羽の矢を立てた。
 
 Production I.G.,LLCは、プロダクション I.Gの米国現地法人として1997年5月にロサンゼルスに設立された。アニメ関連企業の米国現地法人では、国内他社に先駆けたものとである。プロダクション I.G関連の作品を中心に、アニメの海外ディストリビューションや海外クライアントからの受注窓口業務を行っている。
 同社はIGポートの非連結子会社で事業規模は必ずしも大きくない。しかし、プロダクション I.Gがこれまで行なってきた海外プロジェクトでは欠かすことの出来ない存在である。

 アヴィ・アラド氏は、コミックス出版・キャラクター管理で米国最大のマーベル・エンターテインメントで長年キャリアを築いてきた。なかで映画『スパイダーマン』や『X‐MEN』のプロデューサーとして知られている。
 現在は、自身の会社アラド・プロダクションズにて、マーベル原作の映画を中心に活動している。さらに、日本のアニメやマンガ、ゲームを題材にしたハリウッドでの実写プロジェクトに関っている。プロダクション I.Gがエージェントとなった『攻殻機動隊』の米国での実写映画化企画でもプロデューサーを務める。
 アラド氏は2010年に国内大手のエンタテインメント企業バンダイナムコホールディングスのアドバイザーにも就任している。日本のコンテンツに関心が深い同氏が、今後日米のコンテンツビジネスの様々なシーンで活躍することになりそうだ。

IGポート http://www.igport.co.jp/