文化庁 メディア芸術祭と連動する国際会議を開催

 文化庁はデジタルアート、アニメーション、マンガ、ゲームの4分野の芸術関連機関、フェスティバルなどの関係者を世界から招聘した国際会議を開催する。開催にあたって、8月23日から事業者の公募を開始した。
 文化庁が募集を行なっているのは「平成22 年度世界メディア芸術コンベンション開催事業」である。これによれば世界メディア芸術コンベンションは、世界のメディア芸術関連機関、フェスティバルなどの関係者を招聘し、情報交換及び意見交換を行う場としている。文化庁がメディア芸術と定義する4分野での国際的な連携と発展を進めるものとなる。
 また、世界メディア芸術コンベンションと同時に国内関係者による会議も実施する。こちらはメディア芸術部門会議としており、同じくメディア芸術4分野のクリエイターなどの連携と協力を推進するとしている。いずれも毎年開催されている文化庁メディア芸術祭との連携を目指す。

 文化庁メディア芸術祭は、1997年より文化庁などによって実施されている。現在の行なわれている作品募集が14回目となっている。メディア芸術祭の目的は、それまでアートとしてスポットがあたりにくかったデジタルアート、アニメーション、マンガ、ゲームなどの分野の芸術として顕彰するものである。
 それまであまり見られなかった切り口や、従来型のアートだけでなくエンタテインメント作品を積極的に取り込む試みが、大きな注目を浴びるようになっている。応募作品や展覧会への来場者も増えている。

 そうした中で文化庁は、近年はメディア芸術祭の国際展開に力を入れている。これは日本の新世代の文化、エンタテインメント文化の紹介だけでなく、関連分野の国際的連携を結ぶものである。
 世界にはデジタルアートやアニメーション、ゲーム、コミックス・マンガに関するイベント、教育機関、博物館施設は少なくない。しかし、これらは互いに大きな影響を与えているにも関らず、これまでひとつのまとまりとして見られることはなかった。今回の世界メディア芸術コンベンションは、そうしたものをつなぐ試みとなる。同時に日本で育ったメディア芸術という概念を世界により確かに紹介し、提案するものとも言える。

文化庁 http://www.bunka.go.jp/
文化庁メディア芸術祭 http://plaza.bunka.go.jp/