2010年上半期映像ソフト売上げ前年並み BDはアニメ6割

 総合マーケティング会社GfKジャパンの調査によると2010年上半期の国内映像ソフト市場は、ほぼ前年並みを維持した。同社によれば2010年上半期の一般販売向け(セル)映像ソフトの売上高は1148億円、前年同期比で1%減少であった。また、数量ベースでは2915万枚と2%増であり、いずれもほぼ前年並みとなった。
 過去数年、DVDを中心とした映像パッケージ市場の苦戦が言及されることが多いが、2010年上半期は、今回のGfKジャパンの調査も含めて市場全体の売上げ数字に下げ止まりの傾向が見られる。映像パッケージの市場トレンドが再び変化している可能性もあり、2010年通期、そして2011年と今後の動きが注視される。

 アニメ関連では、Blu-ray Disc(BD)の市場拡大がトピックスになっている。BD市場は売上高167億円、売上枚数は334万枚である。これは前年同期のおよそ2倍、映像ソフト市場全体の15%を占める。このうち日本アニメが全体の59%とおよそ3/5を占めている。アニメファンの間で急激にBDの普及が広がっており、BD市場の拡大をアニメが支えていることが分かる。
 また、アニメ続いて洋画が売上高の30%を占め、アニメと洋画で全体の9割を占める。BDが映像によりこだわりを持つ層に人気を集めていると言えそうだ。

 流通別では映像パッケージの販売金額の41%がインターネット・携帯経由となっている。メディアストア(オーディオ・ビジュアル専門店)の36%を引き離した。数量ではメディアストアが依然1位だがGfKジャパンは、今後この差は縮まるとみている。
 また、販売元別ではソニーミュージックが、金額・数量とも1位である。『マイケルジャクソン THIS IS IT』のヒット作の存在が大きかったが、同社のアニメ事業子会社であるアニプレックスの好調も貢献したとみられる。

GfKジャパン http://www.gfkjpn.co.jp/