国内アニメ市場2009年は1.6%増 メディア開発綜研調べ

 メディア・コンテンツ分野の市場調査を行うメディア開発綜研によれば、2009年の国内アニメーション市場規模は3年振りに増加に転じた。劇場映画、テレビアニメ、映像パッケージ、配信の主要四分野の市場合計は、2164億円で前年比1.6%増となる。2008年は2年連続の減少、下げ率も7.5%ときつかったが、2009年は上昇に転じた。メディア開発綜研は、市場の減少傾向が止まったとする。
 国内アニメーション市場規模の調査は、複数行われているが、メディア開発綜研の調査は国内で最も古くから行われている。特に劇場映画、映像パッケージなどリテール分野から市場を推計する。
 近年は、国内アニメ市場の不振がしばしば言及される。それだけに増加数値は小さいとしても市場の縮小が止まったとすれば、アニメ業界にとってはポジティブなニュースとなる。

 発表からは、昨今のアニメ業界のトレンドも窺える。メディア開発綜研は子供向けの定番作品が順調だったほか、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』や『サマーウォーズ』なども健闘と劇場映画の好調にふれている。  
 一方でテレビアニメの本数は前年より増加したが、依然厳しいとする。またセルビデオブルーレイは急伸するが微減、レンタル市場も伸び悩みとしている。PC向けの配信も踊り場と報告する。セグメントごとに見ると必ずしも楽観的な状況とも言えない。

メディア開発綜研 http://www.mdri.co.jp/