マーベラス第1四半期黒字転換 プリキュアシリーズ等貢献

 エンタテインメント企業のマーベラスエンターテイメントは、8月9日に平成23年第1四半期の決算発表を行なった。前期、前々期と2期連続赤字を計上した同社だが、今期は業績が上向きつつあるようだ。
 第1四半期連結の売上高は18億2000万円と前年同期で12.3%の減少となったが、前期は赤字だった営業利益、経常利益はそれぞれ2億2000万円、1億9100万円となっている。四半期純利益も、1億8700万円の黒字となった。売上高の減少はゲームを中心としたデジタルコンテンツ事業の発売タイトル数を絞り込んだことが大きかった。一方、利益は各種経費の圧縮効果が表れた。

 好調だったのは音楽映像事業である。売上高は10億7400万円と40.4%増、全体の6割を占める。セグメント利益は2億2400円 65%増である。
 音楽事業では特に「プリキュア」シリーズのCD受注が新作、旧作ともに好調としている。2月から放映を開始した『ハートキャッチプリキュア!』の人気拡大が業績につながった。
 また、映像事業では「ミュージカル『テニスの王子様』」のファーストシーズン関連のDVDが好調だったほか、『映画プリキュアオールスターズDX2 希望の光☆レインボージュエルを守れ!』がヒットしたことから出資に対する配分収入が増加した。このほか映像、音楽の配信収入も拡大している。

 デジタルコンテンツ事業は、事業圧縮により黒字化を実現した。売上高は5億3200万円(前年同期比55.4%減)、セグメント利益は7100万円である。英国ゲーム子会社の売却により売上高が減少したほか、国内販売ゲームソフトパッケージも前年の7タイトルに対して今期は3タイトルまで抑えた。子会社の損失がなくなったことに加えて、固定費の圧縮が業績に貢献した。
 舞台公演事業は2億1300万円(同82%増)、セグメント利益は2500万円である。こちらも黒字転換している。興行開催地選定の適正化に加えて、「ミュージカル『テニスの王子様』」のファーストシーズンの完結による盛り上りが理由となっている。

 マーベラスは今後も第2四半期、通期とも、減収と業績の黒字化を目指している。第1四半期の順調なスタートは、そうした予想に大きく近づく。平成23年3月期通期連結売上高は65億円、営業利益は1億6500万円、経常利益1億円、当期純利益9000万円を予想する。

マーベラスエンターテイメント http://www.mmv.co.jp/