アニメ制作現場の“働き方改革”へ クラウド型プロジェクト管理ツール「Save Point for アニメ」誕生 | アニメ!アニメ!

アニメ制作現場の“働き方改革”へ クラウド型プロジェクト管理ツール「Save Point for アニメ」誕生

アニメの制作進行に特化したクラウド型プロジェクト管理ツール「Save Point for アニメ」を、2Dイラストや3DCG、映像など多彩なクリエイティブを手掛けるMUGENUPが開発した。

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「Save Point for アニメ」ロゴ
  • 「Save Point for アニメ」ロゴ
  • 「Save Point for アニメ」スクリーンショット(素材はサンプルです)
  • 集計表カット票/「Save Point for アニメ」
  • 「指パラ」も可能/「Save Point for アニメ」柴原
  • ガントチャートも実装/「Save Point for アニメ」
アニメの制作進行に特化したクラウド型プロジェクト管理ツール「Save Point for アニメ」を、2Dイラストや3DCG、映像など多彩なクリエイティブを手掛けるMUGENUPが開発した。『魔法少女リリカルなのは』で知られるSeven Arcsをはじめとする複数スタジオの協力のもと、実際のアニメ制作現場で試用する機能検証が12月2日より開始されている。

「Save Point for アニメ」スクリーンショット(素材はサンプルです)
「Save Point for アニメ」スクリーンショット(素材はサンプルです)
近年、日本のアニメ産業は著しく成長しており、それに加えて3DCGアニメーションなどの新技術が普及していること、日本スタイルのアニメ作品が国際的に活況となっていることも踏まえると、市場から求められるクオリティ水準はますます高まっているという現状がある。
そのため、“制作本数”と“品質”という双方のリクエストに応えつつも持続可能なアニメ制作環境を実現するためには、制作環境の効率化と生産性の向上による「働き方改革」が求められている。

このたび開発された「Save Point for アニメ」は、ゲーム開発企業を中心に190社以上に採用され1,000件以上のプロジェクトに導入された「Save Point」をベースとする、アニメの制作管理に特化したクラウド型プロジェ クト管理ツールだ。
「Save Point」がゲーム業界で培ってきたクリエイティブ制作管理の様々な機能をアニメに最適化。これまでカット袋による物理的な受け渡しが主流だった絵コンテや原画などの素材の納品や、監修や修正指示、スケジュールや進捗状況の管理をデジタル化することで、アニメ制作管理の効率化を実現するとしている。

「指パラ」も可能/「Save Point for アニメ」柴原
↑これまで実際に紙をパラパラめくっていた「指パラ」も可能
「Save Point for アニメ」は機能検証ののち、2020年初頭に正式サービスイン予定。
MUGENUPは今後も効率的なクリエイティブの制作環境を提供し、クリエイターの「新しい働き方」の実現を目指していく構えだ。

<以下、コメント全文掲載>


【株式会社Seven Arcs代表取締役・藤岡繁樹氏】


この度は「Save Point for アニメ」の機能検証スタートおめでとうございます。
恒久的に人材不足が叫ばれるアニメ業界にも「働き方改革」が求められる今、ハイクオリティなクリエイティブを維持し続けるには、デジタル化による全ての工程進捗の可視化と効率化、そしてその周辺情報の連動データベース化に行き着きます。
アニメの独特な制作工程において、なかなかその改善の糸口が見いだせなかった我々現場の悩みや要望を、MUGENUPさんは何度もヒアリングを重ねて機能に盛り込んでいってくださいました。
今後もまだまだブラッシュアップや進化は続くとは思いますが、「Save Point for アニメ」は制作管理現場のみならず、経営面での悩みや課題も解決できる、希望のツールとなる可能性を秘めていると感じ、大いに期待を寄せています。

[アニメ!アニメ!ビズ/animeanime.bizより転載記事]
《仲瀬 コウタロウ》
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