タカラトミー第1四半期は前年並み ベイブレード人気続く

 玩具大手タカラトミーが8月2日に発表した平成23年3月期第1四半期決算は、好調だった前年同期並みを維持した。連結売上高は6.4%減の339億7500万円となったが、営業利益は15億8000万円(前年同期比6.7%増)、経常利益は16億5100万円(同5.3%増)だった。また、四半期純利益も7.1%増の15億7500万円となった。
 トランスフォーマーが前年より減少したが、利益率の高いメタルファイトベイブレードの販売が引き続き好調だったほか、定番商品も堅調だった。このため全体では減収増益となった。

 タカラトミーによればトランスフォーマーの販売減少は、昨年は劇場映画公開による売上げの伸長があったためである。今期はその反動として海外での販売が減少となった。一方、国内では4月からテレビアニメの放映を開始しており、低年齢向けも含めた新たな展開を狙っている。
 定番商品ではトミカのほか、プラレール「きかんしゃトーマスシリーズ」、リカちゃん「チャイムでピンポーン♪ゆったりさん」が堅調である。定番商品とメディアミックスの積極展開を行う商品の双方のバランスを取った事業が目指されている。
 一方子会社では、ガチャ事業やぬいぐるみのタカタトミーアーツの売上げが堅調だった。雑貨、カプセル玩具の事業は安定化して来た。しかし、トイズユニオンはテレビゲーム関連の取扱量を減少させた。

 地域別ではヨーロッパでのビジネスが苦戦した。ギリシャ問題などによる景気悪化もあり、主力のイギリス、フランスでの販売が苦戦している。ロシアなどからの受注が順調だったが、全体ではカバー出来ず、売上高は15億4000万円(前年同期比0.7%減)、営業損失8500万円を計上した。
 アジア地域ではベイブレードの展開が進んでいる。本年5月より台湾でもテレビ放映を開始し、関連商品の販売も好調だった。ベイブレードのアジア展開は、韓国、香港に続き3カ国目となる。売上高はトランスフォーマー映画関連商品の減少から13.3%減の62億9000万円、営業利益は1億4600万円(同42.1%減)である。北米の売上高は1億100万円(同56.2%減)、営業利益900万円である。

 タカラトミーは日本で大ヒットとなったメタルファイトベイブレードの本格的な海外展開を、本年より開始することを既に明らかにしている。第2四半期以降から来年にかけては、同商品のブームを海外でも築くことが出来るかどうかが業績の鍵となる。

タカラトミー http://www.takaratomy.co.jp/