セガトイズ業績回復基調に 「爆丸」など戦略商品堅調

 過去数年、業績不振で苦しんだセガトイズの業績回復が鮮明になってきた。7月29日に発表された平成22年9月期第1四半期決算によれば、連結売上高は32億5100万円と前年同期の30億2500万円から7.5%の増加となった。営業利益は3億3500万円の赤字からプラスマイナスゼロになり、前年同期は3億4500万円、3億8100万円であった経常損失、四半期純損失もそれぞれ、800万円の赤字、2100万円の赤字とその幅を大きく縮めた。
 戦略商品のための広告宣伝費を大幅に増加させたが、製造コスト低減による原価率の改善、人件費の削減、経費の見直しなどが、コスト削減に貢献した。同社の取り組んだ構造改革が成果を見せ始めている。

 業績の回復は戦略事業である『爆丸』が、引き続き海外で好調であるためだ。商品と連動するテレビアニメが、北米、アジア、欧州など世界80カ国以上で放映されており、関連製品の発売につながっている。セガトイズでは、既に『爆丸4』の製作を進め、今後も安定的なビジネスを目指す。
 さらに今期に力を入れる「ジュエルペット」、「ズーズーペット」も堅調だ。「ジュエルペット」は、国内では4月から新テレビシリーズをスタート、台湾とスペインでも展開を開始した。さらに「アンパンマン」関連商品、定番商品「ビーナ」、「ホームスター」、「夢ペット」も堅調だとしている。また、国内の『爆丸』展開は、当初は計画以上の受注があり、生産が間に合わないことから一部店舗で品切れを起こしたとしている。

 セガトイズは、第1四半期の決算を受けて、平成22年9月期決算(変則決算のため22年4月~9月まで半年)の業績修正も行なった。当初予想の連結売上高51億円は19.6%多い61億円に引き上げられた。営業損失は3億2000万円から5000万円、経常損失は3億4000万円から6000万円、当期純損失は3億2000万円から7000万円にそれぞれ改善する。
 業績予想の修正についてセガトイズは、国内で『爆丸』が好調に推移していること、「ジュエルペット」、「ズーズーペット」が堅調であることを理由に挙げる。これに加えて海外向けの『爆丸』に計画外のOEM売上12億7400万円が発生したためだとしている。

セガトイズ http://www.segatoys.co.jp/