リアルDが新規株式公開で2億ドルの資金調達

 3D映像の技術開発・ライセンス管理をするベンチャー企業リアルD(RealD Inc.)が、7月16日にニューヨーク証券取引所に上場した。初日の取引の終値は、新規公募価格であった16ドルをおよそ22%上回る19.51ドルとなる好調なスタートを切った。
 リアルDは今回の株式上場にあたり1株当たり16ドルで1250万株を公募し、およそ2億ドル(およそ180億円)の資金を調達した。当初公募価格の仮条件は13ドルから15ドル、公募株式数は1075万株であったが、引き合いの大きさから価格と株数が引き上げられた。リアルDは調達した資金を、借入金の返済や開発投資、M&Aなどに充てるとしている。

 リアルDは、3D映像技術に特化する会社として2003年設立された。3D上映の劇場システムをはじめ3D(立体視)関連技術のライセンスを管理する。特に3D劇場システム分野が強く、同社の特許を利用したスクリーンは既に米国内で8割近く、全世界では5割程度となっている。この分野を代表する企業だ。
 今回の株式上場で同社は180億円の資金調達に加えて、IPO価格の上昇と上場後の株式急騰で時価総額も膨らんだ。一方でリアルDの事業にはこれまで大きな投資が行われていることから、業績は長年赤字となっている。
 しかし、昨年来の3D映画関連市場は急拡大している。さらにテレビ、ゲーム、産業用と3D関連の市場の成長が見込まれ、今回の株式上場と株価上昇につながったと見られる。

リアルD(RealD Inc.) http://www.reald.com/