日本映像国際振興協会 7月より公益財団法人ユニジャパンに移行

 国内の映像文化と産業の振興、海外への発信をする財団法人日本映像国際振興協会が、2010年7月1日付で公益財団法人へと移行した。また、名称も新たに公益財団法人ユニジャパンと変更された。これまで団体の通称として使用されてきたユニジャパンが正式名称となる。
 公益財団法人は複雑化する非営利団体の区分を明確化する目的で2006年に導入された新制度である。財団法人の中から公益目的事業を行う団体を認定し、税制面などの優遇処置を与える。公益財団法人ユニジャパンは内閣総理大臣からの認定を受け、今回の移行となった。

 ユニジャパンは1957年に設立された財団法人日本映画普及協会(ユニ・ジャパンフィルム)と財団法人東京国際映像文化振興会を統合するかたちで、2005年に誕生した。その設立経緯から、日本の映画の海外支援に大きな役割を果たしている。日本映画の海外映画祭、見本市の出展・出品のサポートなどを行う。また、東京国際映画祭の開催や運営もユニジャパンによって行われている。
 さらに近年は国際共同製作への支援、海外に向けた日本の映画情報の発信、関連分野の調査・研究も行う。映像産業の発展を目指す総合的な組織となぅている。

 しかし、国際映画祭を活動の中心とすることから、ユニジャパンがこれまで取り扱うのは芸術性の高い作品に偏りがちで、エンタテインメント作品は比較的少なかった。同様にアニメーションについても、あまり関心が向けられていない。世界的にアニメーションの国際共同製作が潮流となるなか日本の出遅れが目立っているだけに、組織の移行と伴に今後はアニメーション分野での取り組みも期待したいところだ。

公益財団法人ユニジャパン http://www.unijapan.org/