角川GHD角川歴彦氏取締役会長に 代表権外す

 出版、映像などの大手エンタテインメント企業角川グループホールディングスは、6月26日付で取締役の異動を行なった。代表取締役会長兼CEOであった角川歴彦氏は、代表権のない取締役会長になりCEOの肩書きも外す。一方、代表取締役社長兼COOであった佐藤辰男氏は引き続き代表取締役を務める一方でCOOの肩書きを外す。
 これまでは角川歴彦氏と佐藤辰男氏が伴に代表取締役として、経営を分担してグールプ本社をまとめて来た。しかし、角川歴彦氏は引き続き取締役にとどまるが、今回の異動で経営の権限の多くを佐藤辰男氏に委譲する。新しい体制で会社経営に挑むことになる。
 角川歴彦氏は角川書店の創業者角川源義氏の息子で、角川グループHDの株式8.09%を持つ筆頭株主である。今回の異動により、同社はオーナー経営から離れることにもなる。

 また、角川GHDは、現在角川書店代表取締役社長、角川プロダクション代表取締役社長を務める井上伸一郎氏の取締役から常務取締役昇格も行なった。同社の中核事業となっている出版事業を統括する井上氏を取締役会のNO3に据えることとなる。
 井上氏はアニメ雑誌Newtypeの編集長の経験もあり、アニメビジネスにも詳しい。アニメ業界の中でも存在感の大きい角川GHDの今後のアニメ事業の展開も注目される。

角川グループホールディグス http://www.kadokawa-hd.co.jp/