アヌシーMIFA参加者過去最高で好調アピール

 アヌシー国際アニメーションフェスティバルは世界最大のアニメーション映画祭であると同時に、もうひとつ別の側面を持っている。それは併設される国際見本市MIFAに代表されるビジネス的な側面だ。MIFAは世界的にも数が少ないアニメーションに特化したフィルム見本市である。
 アヌシーは今年50週年記念を盛大に祝うことで例年以上の注目を集めたが、今年25周年を迎えたMIFAもまた大きな結果を残したようだ。アヌシーMIFAの事務局が、その成果を報告している。

 今年のMIFAの会場面積は、企業参加が増えたことから昨年に較べて20%増加している。そして、実際の参加人数も昨年より16%増加した。登録企業数は350社から450社まで伸び、登録人数は2300人、バイヤーは200人を超えた。
 MIFAはこれについて、不透明な経済状況が続く中で、非常にポジティブな動きだとする。そして、この理由として国立映画センターの報告を引き合いに出し、フランスのアニメーション産業が好調なためと説明する。

 そして、MIFA開催期間中のトピックスとして、フランスの大手放送局フランス・テレビ、Canal J、TF1 Jeunesse、M6、CANAL+などの新作、新プロジェクトの発表が相次いだことを報告している。
 こうした中には、CANAL+がミッシェル・オスロ監督により製作したテレビアニメーションシリーズ『ドラゴンとプリンセス(Dragons and Princesses)』の劇場映画化などが含まれている。『ドラゴンとプリンセス』は、2010年のテレビシリーズ部門グランプリ作品である。また、MIFAで用意したデジタルビデオライブラリーでは、最も試写されたテレビアニメーションともなった。

 2010年のMIFAの成功は、フランスがヨーロッパ・アニメーションの文化の中心であると同時にビジネスの中心であるという自信を深めることになりそうだ。MIFAは、2011年以降も、さらなる見本市の強化、充実を目指すことになるだろう。

アヌシー国際アニメーションフェスティバル(MIFA)
http://www.annecy.org/annecy-2010/mifa