経済産業省にク-ル・ジャパン室設置 アニメ・映画等推進

 経済産業省は2010年6月8日付けで、製造産業局内にク-ル・ジャパン室を設置した。ク-ル・ジャパン室は、文化産業(クリエイティブ産業)の政府横断的な施策の企画立案と推進を行なう。
 経済産業省によればデザイン、アニメ、ファッション、映画などの文化産業は、「新成長戦略」や「産業構造ビジョン2010」において、日本の経済成長を支える戦略分野のひとつとして期待されている。新たにク-ル・ジャパン室を設けることで、官民連携による海外への進出促進や人材育成などを図るという。また、この政策施行にあたっては、 「クール・ジャパン」を統一的、長期的なコンセプトとし、新たな室の名称に採用している。

 ク-ル・ジャパン室は、今後は経済産業省における文化産業に関する施策の窓口として活動する。関係省庁や内外の民間関係者と連携し、海外市場開拓、文化産業の国内外への発信、クリエイター人材の育成などの政府横断的施策の企画立案、推進を目指すという。この中には国内外でのイベント開催での情報発信、大学との連携、人材マッチングなども含まれている。

 経済産業省ではこれまでコンテンツ関連産業振興を目的に商務情報政策局メディア・コンテンツ課(文化情報関連産業課)が映画、アニメ、音楽、IT関連の分野を扱ってきた。一方、今回のクール・ジャパン室は素材や化学、自動車、繊維などを扱う製造業産業局に設けられる。コンテンツ産業から始まった知的財産、文化関連産業は、現在、「クールジャパン」の名のもと、ファッションやデザイン、食にまで広がっている。
 こうした領域の拡大が今回のク-ル・ジャパン室設置にもつながっているかもしれない。また、模倣品・海賊版対応も製造産業局が取り扱っている。 

経済産業省 http://www.meti.go.jp/