米国アニメ企業ファニメーションの親会社 減収も黒字転換

 米国最大手の日本アニメ企業ファニメーション(FUNimation Entertainment)の親会社であるナバレ(Navarre Corporation)は、6月3日に2010年3月期の通期決算、四半期決算を明らかにした。同社の同期の売上げは52830万ドルと前年同期比で16%の減少となる。
 しかし、純利益は前年の8840万ドルの赤字から2290万ドルの黒字に浮上した。また第4四半期だけを取っても、純利益は前年の320万ドルから920万ドルに大きく増加している。さらに3月末の負債は2009年の1750万ドルから660万ドルに大きく減少するなど、業績と財務が改善されている様子が窺える。

 こうした良好な業績について、ナバレのCEOのカーリー・デイーコン氏はコンピュター・ソフトウェアの発売と流通に特化したことが理由とする。さらに最近発表されたデザイン・CADソフトウェアのPunch! Softwareの買収やアイウェアのWarby Parker Eyewearとの提携を挙げ、今後もこの分野を強化していくことを明らかにしている。
 そうした中で5月27日に同社は、日本アニメ事業のファニメーションの売却を検討していることを明らかにしている。今回の決算発表ではファニメーョンの行方については触れられていないが、6月4日11時(米国東部現地時間)から開催される決算発表会にて触れられるとみられる。

 そのアニメ事業が核となっているナバレのバブリッシング事業は、通期売上げは8600万ドル、前期比で16%の減少である。しかし、こちらも純利益では前期の980万ドルの赤字から1230万ドルの黒字に浮上した。
 一方、第4四半期だけを取ると売上げは15%減の1880万ドルの減少である。ナバレはパッブリッシング事業ではコンピュターソフトの売上げは50%増としているためアニメ関連の売上げ減少はより大きかったとみられる。ナバレはアニメ関連売上げの減少について、前期より発売タイトルが弱かったためとしている。

ナバレ(Navarre Corporation) http://www.navarre.com/