米国4キッズ第1四半期売上げ大幅減で赤字続く

 米国のキャラクターライセンス企業4キッズエンタテインメント(4KIDS ENTERTAINMENT)の苦境が続いている。同社は経営の不安定化が続く中、昨年暮れの大幅なレイオフ、『ミュータント忍者タートルズ』のライセンス売却、今年に入り日本アニメへの復帰表明と大胆な経営再構築を続けてきた。それだけに新たな年となった2010年第1四半期の決算が注目されていた。
 そうした中で発表された決算は、売上高が前年比57%減の424万ドルに留まった一方で、純損失は前年の204万ドルから348万ドルに拡大した。この間4キッズは大幅なコスト削減を行ったが、売上高の減少に追いつかなかった。

 売上高の減少はライセンス部門、広告・放送部門、テレビ・映画制作部門、トレーディングカード部門の全てに及んだ。ライセンス部門の売上高減少は、「Monster Jam」、「American Kennel Club」、「ミュータント忍者タートルズ」の不振によるものである。売上高は前年の560万ドルから325万ドルで縮小した。しかし、14万ドルの黒字を維持している。
 トレーディングカードゲームで力を入れている、自社コンテンツの「Chaotic」の売上げ急減もきつかった。さらにTheCW4キッズのテレビ放映も、広告の減少に苦しんだ。トレーディングカード部門、広告・放送部門、テレビ・映画制作部門は、それぞれ134万ドル175万ドル程度の赤字となっている。かつては『ポケットモンスター』と『遊戯王』の2大ブランドで年間売上高が100億円あった企業だけに現在の状況は隔世の感がある。

 こうした中で4キッズは、開発、制作の費用が少なくても済む、国外のアニメーョン、キャラクターに目を向ける。そのひとつが日本のアニメである。既に『恐竜キング』や『おジャ魔女どれみ』などの再活性化に動く一方で、新規の日本アニメ獲得も行われている。
 さらに同社は昨年来、企業の売却も視野に入れている。企業売却による大胆な事業再構築を現在は検討しているとみられる。

4キッズエンタテインンメント(4KIDS ENTERTAINMENT)
http://www.4kidsentertainment.com/