セガトイズ 海外向け爆丸事業ロイヤリティ方式に変更

 国内玩具企業セガトイズは、5月10日に平成22年3月期の決算を発表した。国外向けは引き続き爆丸が好調を維持したものの、国内の業績が厳しく減収赤字の厳しい決算となった。
 連結売上高は前期比9.5%減の171億3900万円で、営業損失が3億9500万円、経常損失は4億1200万円、当期純損失は16億6600万円である。期中に連結子会社であるラジオコントロールカーのタイヨーを解散したことによる特別損失、人員削減による一時的なコストも損失を拡大させた。

 期間中事業を牽引したのは爆丸を中心とした海外事業であった。爆丸は北米に続きヨーロッパでもヒットを拡大している。ただし海外全体では、idogシリーズの販売が終焉期には入っていることもあり、海外売上高は2.3%減少の109億4200万円となった。営業利益は8億2500万円となっている。
 一方、国内は売上高61億9700万円(前期比20%減少)、営業損失が12億2100万円である。堅調だったのはアンパンマンで、一方ファミリーエンターテイメント関連のホームスターや夢ペットなどの大人向けエンターテイメントの新製品が不況の影響を受け苦戦した。スプレーアートやクッキングトイも低調だった。

 平成23年3月期は、爆丸2、ズーズーペット、ジュエルペットを戦略事業として、収益の拡大を目指す。 連結売上高は120億円、営業利益4億円、経常利益3億5000万円、当期純利益8000万円で、黒字転換を見込む。
 セガトイズは、現在OEM販売としている海外向けの爆丸の取引形態を次期より変更する。これは契約内容の変更に伴うもので、これまでは玩具の売上高と売上原価を計上してきたが、今後はロイヤリティ収入のみが計上される。
 これにより該当取引はこれまでのOEM販売に較べて、売上高は10%前後まで減少する見通しである。一方、営業利益についてはこれまでと同程度の金額が計上される。平成23年3月期業績見通しでの売上高減少は、こうした取引形態の変更も考慮されたものとなる。
 また、4月15日に同社が明らかにした、元従業員による不正取引は現在調査中としている。この進展によっては、現在の予想値も変わってきそうだ。

セガトイズ http://www.segatoys.co.jp/