JaniCA 文化庁の若手アニメーター育成事業を運営

 国内のアニメーター、演出家の同業者団体として活動する日本アニメーター・演出協会(JaniCA)は、文化庁が行う「平成22年若手アニメーター等人材育成事業」を受託した。同事業は日本のアニメーション分野向上のため若手アニメーターの育成を行う。
 若手スタッフを起用した作品を制作すると同時に、OJT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング)を活用した若手アニメーター育成につなげるものである。この4月に文化庁が事業企画を募集し、JaniCAの事業プランが採択された。今後、JaniCAが主体となって、事業を進めて行く。

 文化庁の事業内容では、アニメーション業界、制作会社などから作品制作団体を選定し、その制作のなかでアニメーターなどの育成を効果的に行うとしする。さらに人材育成の方法や成果を評価し、アニメーション業界での効果的な人材育成方法などの確立を目指す。同時に制作した作品の発表も行う。事業予算は2億1450万円を予定する。
 JaniCAは今回の事業開始あたり、5月7日14時より東京・新宿区の日本青年館にて制作団体募集のための説明会を行う。説明会では、若手アニメーター人材育成プロジェクトの説明と募集の案内が行われる予定だ。

 JaniCAはアニメを制作するアニメーターや演出のための団体として、2007年に設立された。会員のために健康保険制度を提供するほか、技術向上のための講習会なども開催する。また、アニメーターの育成事業についても熱心に取り組んでいる。
 2009年秋に神戸市にオープンしたアニメスタジオ「アニタス神戸」にも協力を行っている。アニタス神戸は、動画マンの育成や地方からアニメーターを目指す人材の支援も目指されている。
 今回の育成事業もこれまでの流れの中にあるようだ。国内のアニメーターの環境が厳しいことから新人がなかなか育たないとされるなか、今回の新たな取り組みが注目される。

日本アニメーター・演出協会(JaniCA) http://www.janica.jp/
文化庁 http://www.bunka.go.jp/