ブロッコリー通期3期連続赤字 社長交代へ

 アニメ、ゲーム、キャラクターグッズの企画・販売のブロッコリーは、4月14日に平成22年2月期の通期決算を発表した。売上高は95億5400万円(前年同期比0.6%減)と前年並みにとどまったものの、営業損失は3億3900万円、経常損失は3億4500万円、当期純損失は2億8800万円と前年に引き続き赤字となった。ブロッコリーの最終赤字は平成20年期、21年期に続くもので3期連続となる。

 売上高のうち、店舗および通信販売の売上げが69億600万円、うち秋葉原本店が21億7800万円と3割を占める。通信販売部門はPC向けの大型タイトルが不足したため前年同期から22%減の3億8800万円にとどまった。
 商品の企画・開発を行うエンターテイメント部門は、カードゲームの不振から前年比10.9%減の26億4700万円となった。グッズ部門は健闘したが、ゲームソフトも苦戦した。

 ブロッコリーは、期中、今年2月には富士見書房と共同出資事業体プロジェクトレヴォリューション有限責任事業組合の解散も行っている。プロジェクトレヴォリューションLLPは、TCG分野に強みを持つ富士見書房とブロッコリーの両社が協力するゲームプロジェクトを推進してきた。角川グループの人気キャラクターや作品が、同社のグループ各社の枠を超え、統合して遊べることが魅力となった商品を開発していた。
 しかし、今回LLPは当初の使命を果たしたとして、解散となった。ブロッコリーは、今後も「プロジェクトレヴォリューション」の商品は専属的に取り扱って行く。 

 決算発表とあわせて、同社の社長交代も発表されている。現在の上田陽史代表取締役社長は退任し、5月28日付で取締役の森田知治氏が新たに就任する。森田氏は大学卒業後CBS・ソニーに入社、平成20年3月より、ブロッコリーに勤務している。
 ブロッコリーは新社長の新体制のもと、組織の活性化と環境変化への適応力を強化し、一層の発展を目指すとしている。

ブロッコリー http://www.broccoli.co.jp/company/index.html