映像産業振興機構 韓国JCIAと業務提携 SFX会議で協力

 国内コンテンツ産業振興を行う映像産業振興機構(VIPO)は、韓国 全羅南道文化産業振興院(JCIA)と業務提携を行った。3月30日に都内でVIPOの迫本淳一理事長とキム・キフン院長が出席をして、業務提携(MOU)の調印を行った。
 VIPOとJCIAは昨年夏に初めて意見を交わし、その後の事務的な手続きを経て、今回の調印に至った。VIPOは映画や放送番組、アニメ、ゲーム、音楽などの知的財産分野の産業振興を目的に2004年に関連業界企業団体により設立された。
 一方、JCIAは韓国南部地域の全羅南道の文化コンテンツ発掘や育成、産業発展を目的に、全羅南道の出資で 2008年 2月に設立された。共にコンテンツ産業育成というミッションを持つことから、今回の業務提携につながった。

 提携後はまずJCIAが今年8月19日から21日まで全羅南道で開催する麗水国際SFXコングレス2010で協力を行う。本年初めて開催される麗水国際SFXコングレスを日本に積極的に紹介すると伴に、ステイクホルダーとして息の長い関係を築きたいという。また、世界の映像産業においてアジアマーケットは今後さらに重要になる、その中でも特に重要性の高い日韓の協力は有意義なことだと語った。
 またキム院長は、「世界の映像産業は急成長しており、その中でもCG、VFXの特殊効果が注目されている。VIPOとの協力はこの分野に特化した麗水国際SFXコングレスの成功の大きな力になる」とする。さらに今後は多くのプロジェクトでパートナーとして協力したいと今後の取り組みにも意欲を示した。

 麗水国際SFXコングレス2010(YEOSU GLOBAL SFX CONGRESS 2010)は、映像の特殊効果分野に特化した世界でも数少ない会議、見本市、アワードを目指す。アワードには特殊効果を大賞にしたもので、これまでの俳優や監督などに焦点をあてた映画祭と差別化する。
 さらにデジタル技術だけでなく、アニマトロニクス、特殊メイク、ミニチュアなどのアナログの特殊効果も対象とし、世界で唯一のデジタルとアナログのSFX産業が融合したイベントとする。この分野で世界を代表するイベントを目指す。
 キム院長は、デジタルとアナログのSFX産業はハリウッドだけでなく、日本や韓国にも独自の優位性があると指摘する。そのうえで両国が協力することで、世界的なイベントとして盛り上げたいという。

麗水国際SFXコングレス2010(YEOSU GLOBAL SFX CONGRESS 2010)
http://www.yeosusfx.com/ja (日本語)

映像産業振興機構(VIPO) http://www.vipo.or.jp/
全羅南道文化産業振興院(JCIA)  http://www.jcia.or.kr/