東京ゲームショウ2010 アジアNo.1の情報網羅性目指す

 世界最大規模のゲーム見本市のひとつである東京ゲームショウは、2010年の開催概要を発表した。開催時期はこれまでと同様の秋シーズンで、9月16日から19日までの4日間、幕張メッセの展示ホール1から8までを利用する。
 4日間のうち前半2日間をビジネス見本市のビジネスデイとする一方で、後半2日間はゲームファンに向けた一般公開日となる。B2B向けのトレーディング機能とB2C向けのプロモーション機能を持ったイベントとする。

 東京ゲームショウ2010は今年で開催20回目を迎える。これを期に東京ゲームショウは大きく変わるとして、主催者の コンピュータエンターテインメント協会(CESA)と共催の日経BP社は新たな中期ビジョン「アジアNo.1の情報網羅性」と「世界最大規模のイベント」を掲げた。
 B2BとB2Cの両方の機能を強化することで、アジア圏から世界に向けて最新情報を発信する。また、アジア圏からの来場者の促進も目指す。

 これまでは世界最大のゲームショウとして知られた東京ゲームショウだが、近年その地位は揺らぎつつある。B2Bの機能では米国の大型見本市E3の影響力が東京ゲームショウを引き離して久しくなるが、さらにドイツのゲーム見本市が急成長している。アジアでも韓国のG-Star、中国・上海のチャイナジョイの急成長により、東京ゲームショウの存在感は万全ではない。
 国内ゲーム産業の競争力維持のためにも、ゲーム業界での世界の情報ハブ機能を維持、発展は必須となっている。しかし、これまで東京ゲームショウは規模の大きさに較べて、国際間ビジネス取引の場としてはやや機能が弱かった。

 そこで今年の東京ゲームショウは、国際展開を意識した新企画を数多く予定する。このなかには、 アジア・ゲーム・ビジネス・サミット開催や海外来場者向けツアー企画、VISIT JAPAN キャンペーンへ参加、インターナショナル・キャリアパビリオン設置、海外向けオンラインチケット販売開始、インターナショナル交流ゾーンの設置、ビジネスマッチングシステムの強化、ASIAN CULTURE HUB in TGSの設置などが含まれる。
 近年、東京ゲームショウが力を入れてきたビジネス機能の強化に、さらに海外発信の強化が取り入れたかたちである。

 さらに、PCオンラインゲーム(商談)コーナー新設、ゲームPCコーナー新設、モバイルコーナー新設も注目される。これまではコンソール機向けのパッケージゲームソフトが中心であったイベントに、世界的に成長性が高いオンライン、モバイルのさらなる取り込みが目指されている。
 オーディオビジュアル&ガジェットコーナーの新設やファミリーコーナーでのアーケードゲームの展示台数制限の撤廃も、同様に周辺分野取り込みの施策だろう。
 国際化、プラットフォームの多様化、カジュアル化といった世界のゲーム産業のトレンドを意識したこれら新企画は、東京ゲームショウ2010に大きなインパクトを与えそうだ。こうした路線が実際にイベントに反映されれば、東京ゲームショウの存在感は大きく拡大するに違いない。

[東京ゲームショウ2010の新企画]
アジア・ゲーム・ビジネス・サミットの開催
海外向けオンラインチケット販売の開始
海外来場者向けツアーの企画
インターナショナル交流ゾーンの設置
VISIT JAPAN キャンペーンへの参加
ビジネスマッチングシステムの強化
インターナショナル・キャリアパビリオンの設置
ASIAN CULTURE HUB in TGS の設置
メディアパートナー制度の導入
ゲーム歴史博物館 ほか

東京ゲームショウ2010(TOKYO GAME SHOW 2010)
http://tgs.cesa.or.jp/

主催: 社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA)
共催: 日経BP社
後援: 経済産業省(予定)
会期: 2010年9月16日、17日 ビジネスデイ 10時~17時
9月18日、19日 一般公開日 10時~17時
会場: 幕張メッセ 展示ホール1~8/国際会議場
来場者数: 18万人(予定)
出展社数: 180社(予定) 募集小間数: 1500小間(予定)
入場料:
一般(中学生以上) 前売1000円/当日1200円
小学生以下 入場無料