東映アニメ通期業績予想上方修正 売上200億円突破へ

 国内アニメ制作の最大手である東映アニメーションは、2月25日に平成22年3月期通期の業績予想を大幅に上方修正した。同社の業績は第3四半期までに既に、平成21年5月15日に発表されていた当初予想を上回るペースとなっていたが、これまでは業績予想の修正は行われていなかった。
 新しい予想では連結売上高は177億円から202億円におよそ14%上方修正されたほか、営業利益は14億円から19億円に、経常利益は16億円から21億円に、当期純利益は10億円から12億円にそれぞれ引き上げられた。

 この結果、売上高は過去最高となった平成21年3月期の217億1800万円には及ばないものの200億円の大台を超えることになる。営業利益、経常利益も前年を下回るが、当初見込みをいずれも30%以上上回る。
 また、当期純利益は前年の4億9200万円のおよそ2.2倍となる。これは平成21年3月期には保有株式の評価損を計上していた反動も含まれる。

 業績予想の修正の理由について東映アニメーションは、第3四半期、第4四半期での『ワンピース』と「プリキュア」シリーズの好調を挙げている。両作品が映画とキャラクター商品などを中心に、各事業で好調に推移した。
 『ワンピース』は2009年12月12日に劇場公開されたシリーズ最新作『ONE PIECE FILM Strong World』の興行収入が、前作の5倍以上、45億円を超える大ヒットになり話題を呼んだ。予想を大きく超える映画興行が東映アニメーションの業績を引き上げた。
 『フレッシュプリキュア!』も、10月に公開された新作映画が堅調だった。同作は関連商品の売上げがシリーズのなかでも好調で、年末年始商戦の結果が見えてきたタイミングでの業績修正の発表となったようだ。

東映アニメーション http://www.toei-anim.co.jp/