理論的キャラクターづくりとは?VIPOがメイキング講座

 ハリウッド映画のストーリーが、観客に向けたエンタテイメント性をいかに実現するか合理的理論によって組み立てられることはよく知られている。こうした映像制作の理論は映画の核となる俳優の演技、キャラクターのあり方に及んでいるという。しかし、こうしたキャラクターメイキングのノウハウは日本ではまだよく知られていない。
 そうしたなか欧米で進んでいるキャラクターメイキングを土台に、さらに独自の研究も踏まえたキャラクターメイキングと分析の養成セミナーが東京都内で3月23日開催される。

  映像産業振興機構(VIPO)が主催する「キャラクターメイキング&アナリスト養成セミナー(導入編)」である。キャラクターメイキングの理論的分析と実証研究を行う東京工科大学のクリエイティブラボチームが協力するもので、東京工科大学の金子満教授、近藤邦雄教授が講師となる。
 セミナーでは従来の個人に依存していたキャラクターメイキングと異なる考え方、手法を紹介する。キャャラクターの外見や性格、行動特性などの設定資料を基に、新しく開発されたソフトウエアでのシミュレーションを行い、細分化された手順に従いキャラクターを作りあげてゆくとする。新しい手法の導入を考える人だけでなく、従来のキャラクターづくりとの比較、さらなる深化を考える人にも興味深いものとなりそうだ。

 今回紹介される考え方は、昨年横浜で開催されたSIGGRAPH Asiaのでワークショップとして公開されている。その際には、国内だけでなく、ハリウッドの大手キャラクターアニメーションプロダクションからも関心を浴びた。
 VIPOはこれまでにも人材育成基盤セミナーとして、「シナリオアナリスト養成セミナー」を開催している。「シナリオアナリスト養成セミナー」はトータルで12時間に及ぶ講座だったが、今回は導入編ということもあり3時間の短期集中、受講料も無料だ。開催は3月23日15時から17時までの2時間、渋谷区・青山の青山学院大学を会場とする。申し込みは先着順、3月17日まで受け付ける。

「キャラクターメイキング&アナリスト養成セミナー(導入編)」

講師:
金子 満教授 (東京工科大学)
近藤邦雄 教授 (東京工科大学)
日時: 2010年3月23日(火) 15時~17時 (14時半0受付開始)
場所: 青山学院大学 青山キャンパス 11号館1134教室
参加費: 無料
映像産業振興機構(VIPO) http://www.vipo.or.jp/ja/

[講義内容]
1.「ディジタルキャラクターメイキング」の特色は
2.キャラクターメイキングの諸段階
(1)デヴェロプメント段階:リテラル資料、ヴィジュアル資料の収集と整理
(2)レンダリング段階:CG等による画像作成
(3)エクスプロイティング(活用)段階:ミザンセーヌ、せりふや音などの付加
(4)エヴァリュエーションとアクティヴェーション段階:分析・評価と活用