デジタルハリウッド大 学校法人化目指す CCC持株売却

 コンテンツクリエイターやプロデューサー教育を行うデジタルハリウッドが、学校法人化を目指していることが明らかになった。同社の親会社であるカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)は、同社が現在保有するデジタルハリウッドの発行済株式74.67%のうち、57.73%をDHインベストメントとデジタルガレージに、2月7日付けで売却する。
 株式譲渡金額は5100万円、これによりデジタルハリウッドCCCの連結決算から外れる。CCCは今回の株式売却をデジタルハリウッドの学校法人化準備のためとしている。

 デジタルハリウッドは、ウェブやCG、ゲームなどコンテンツ系のクリエイター教育に定評があるスクールである。主要な事業としてデジタルハリウッド大学、デジタルハリウッド大学大学院の運営も行っている。
 デジタルハリウッド大学は、現在デジタルコミュニケーション学部 デジタルコンテンツ学科を持つ単科大学で、映像、CG、ウェブ、アニメ、グラフィック、ITプログラミングのコースを持つ。また、大学院はデジタルコンテンツ研究科デジタルコンテンツ専攻とし、日本では珍しいデジタルコンテンツマネジメント修士を付与する。大学院ではクリエイティブリーダーやコンテンツプロデューサーの教育が目指されている。
 また、大学は国際アニメ研究所を併設するなど、アニメ関連教育にも力を入れている。講師陣には、水島精二さんや佐藤大さんといったアニメファンなどにもおなじみクリエイターも加わっている。

 デジタルハリウッド大学大学院は2004年に日本初の株式会社大学院設立され、続いて2005年にはデジタルハリウッド大学も株式会社大学として設立された。いずれも日本では数少ない営利企業であり株式会社が、大学教育を行うかたちを取っている。
 しかし、設立当初には学校法人にない運営で大学教育の活性が期待された株式会社大学だが、その後は新たな設立はほとんど広がらなかった。また、一部の株式会社大学では経営困難に直面するなどの問題も出ていた。

 こうしたなかでデジタルハリウッドは、教育機関としての信頼性をより高めるために学校法人化を目指すことにしたと見られる。CCCは、デジタルハリウッドの主要事業の大学・大学院事業を安定的、永続的に存続・発展させていくためには学校法人化での運営が必要としている。
 また、これまでデジタルハリウッドの経営は赤字となっていたが、経営体質改善により今期は黒字化を予定しているとしている。

デジタルハリウッド http://www.dhw.co.jp/grand/