角川GHD通期業績予想修正 雑誌、DVD、劇場興行不振

 1月29日、エンタテインメント企業グループの角川グループホールディングス(角川GHD)は、2009年4月に発表した平成22年3月期の通期連結業績予想を下方修正した。
 連結売上高が当初予想1400億円から1330億円に引き下げられたほか、営業利益と経常利益をそれぞれ50億円から40億円に、当期純利益は20億円から6億円に引き下げた。角川GHDは、引き下げの理由について、雑誌販売と広告の落ち込み、DVDの低迷、また劇場興行の不振としている。

 また、角川GHDは、同日、平成22年3月期第3四半期決算(21年4月~12月)も発表している。連結売上高は990億1400万円(前年同期比7.1%減)、営業利益は28億7400万円(同6.7%増)、経常利益は31億2200万円(同5.5%減)、四半期純利益は5400万円(前年は34億7500万円の損失)だった。

 出版事業が堅調で、売上高533億1900万円(同0.4%減)、営業利益は44億3900万円(同16.5%増)である。角川GHDは出版事業について概ね順調とする。
 映像事業は前年に続き苦戦している。売上高は220億8800万円(同15.5%減)、営業損失は7億5700万円と前年の8億5400万円に続き赤字となった。
 『沈まぬ太陽』のヒットはあったが、映画制作費の償却負担が大きいとしている。期中は『ATOM』、『トワイライト サーガ ニュームーン』などを手がけた。
 DVDで販売ではアニメ作品から『涼宮ハルヒ』シリーズ、『生徒会の一存』、『そらのおとしもの』を、海外ドラマからは『CSI:』をヒット作としてあげる。

 クロスメディア事業では情報誌が苦戦している。売上高177億9800万円(同13.5%減)、営業利益1億7900万円(同22.2%減)である。
同社は、昨年10月1日にモバイル、PC向けデジタルコンテンツの戦略会社角川コンテンツゲートを立ち上げている。今後は、モバイル・インターネット上の情報事業がこの分野の鍵を握りそうだ。

角川グループホールディングス(角川GHD)
http://www.kadokawa-hd.co.jp/