イーブック 台湾で電子書籍ビジネス開始 大陸進出も視野

 国内最大手の電子書籍販売サイトのeBookJapanが、台湾に進出する。eBookJapan を運営するイーブック イニシアティブ ジャパンは、2009年11月19日に現地で設立されたeBookTaiwanに出資を予定し、中華圏での電子書籍販売ビジネスを展開する。
 eBookTaiwanには、社外取締役を派遣する方針である。両社は技術提携、業務提携も行い、両社の強みを活かした事業を目指す。
当初は台湾で事業を進め、将来的には中国本土進出も視野に入れてとしている。日本の幅広い書籍・マンガをインターネットで販売することで、海賊版対策に役立つことを目指す。

 eBookTaiwanは、スタートの時点では小説などのテキスト形式の電子書籍のみを扱うが、扱い作品は順次マンガにも拡大していくとしている。日本の作家だけでなく、台湾の人気作家も積極的に取り上げる。
 また、書籍閲覧のデバイスにはBenQの開発した電子書籍専用端末であるnReaderを使用する。将来はPCやスマートフォンでの展開も目指す。

 イーブック イニシアティブ ジャパンは、台湾でビジネスを展開するにあたり、日本での経験が活かすことで、ビジネスのスムーズな立ち上げが可能になると見ている。また、需要の多いマンガは日本産のものが大半を占めていることから、同社が国内で持つ200以上の著者、出版社と信頼関係が活用出来るとする。
 国内では電子書籍・マンガの事業のスタートアップの時期が終わり、現在では各分野の主要なプレイヤーが定まりつつある。国内の事業が落ち着く一方で、現在各社は、新たな市場を目指して、海外進出を加速させている。今回のイーブック イニシアティブ ジャパンの動きもそうしたひとつと言えそうだ。

eBookJapan  http://www.ebookjapan.jp