コロムビアミュージック フェイスが株式取得グループ会社化

 国内音楽会社の老舗コロムビアミュージックエンタテインメントが、携帯コンテンツの新興企業フェイスの傘下に入ることになった。株式会社フェイスは、1月21日コロムビアミュージックエンタテインメンの発行済株式の31.39%を取得したことを明らかにした。
 企業投資グループRHJ(旧リップルウッド)が運営する2つの投資ファンド アールエイチジェイ インターナショナル エスエイとリップルウッド ニッポン コロムビア パートナーズ 2L.Pからそれぞれ6650万株、1538万株の譲渡を受けた。
 フェイスはコロムビアの筆頭株主となり、持株法適用会社としてグループ会社化する。また、同社の代表取締役の平澤創氏が、コロムビアの株式取得に伴い、同社取締役会会長に就任する。

 コロムビアは、今年創業100周年を迎える老舗の音楽会社で、日本の音楽業界の歴史を代表する。アニメ・特撮関連の音楽出版も行っており、かつては圧倒的な強みを見せていた。現在でも、豊富なライブラリーを持ち、また水木一郎さんや堀江美都子さん、串田アキラさん、サイキックラバーの有力アニメソン歌手も多数抱えている。
 2000年代以降ヒット作が少なく、また既存の音楽市場の急速な縮小で、経営不振に陥っていた。投資ファンドのもとで経営再建を図っていたが、近年も赤字経営が続いていた。

 一方で、フェイスは、モバイルやネットを通じたコンテンツ配信やサイト運営、ネット上の課金サービスやシステムを提供する。90年代以降に急成長した。今回は新興企業と老舗企業の融合、音楽会社とモバイル・ネット企業の融合という新しいコンテンツビジネス時代を象徴するような組み合わせとなった。
 今回のコロムビアミュージックの出資についてフェイスは、両社は新たなビジネスの創出などで多くの事業シナジーが見込まれるとしている。モバイルとインターネットで、音楽関連サービスを中心に映画や映像関連、オンラインゲームなどで連携をする。フェイスの掲げる様々なコンテンツを、見たいときに、見たい場所で楽しむことができる環境の創造を更に推し進めるとしている。

フェイス http://www.faith.co.jp/
コロムビアミュージックエンタテインメント http://columbia.jp/