中国最大の検索サイト百度 公式動画配信サイト会社設立

BAIDU-LOGO 1月6日、中国最大の検索エンジンポータルサイトとして知られる百度(baidu)は、新たに動画配信事業に特化した会社を設立すると発表した。この会社は中国のインターネットユーザーに向けたもので、動画投稿機能はない公式配信だけを行う。米国で大きな成功を収めるHuluのような広告から収益を上げるビジネスモデルが目指されている。
 百度は新会社を通じて、コンテンツプロバイダーと連携を取りながら著作権の保護されたサイトを目指すとしている。配信コンテンツには、映画、テレビドラマ、スポーツ、そしてアニメーションも含む予定だ。

 または百度によれば、同社は検索サービスを通じてユーザーの高品質の動画への要求が高いことが判っているという。また、インターネットでの動画サービスは、中国で急激に成長している分野とビジネスの成功に自信をみせる。
 今回の発表では、具体的なサービスの開始時期やコンテンツパートナーは明らかにされていない。それでも、中国のインターネット検索市場で圧倒的なシェアを持つ百度の今後の展開が、国内外の注目を集めることは間違いない。

 中国のインターネットにおける、映像コンテンツの著作権は、現状ではほとんど保護されていないとみられている。日本のアニメをはじめとする海外の映像作品も、著作権者に未許諾のまま大手商業サイトにもアップロードされるなどの状況がある。海外の著作権者からの評判は必ずしも評判のよくない。
 その一方で、昨今は、中国政府がインターネット上の動画の配信、流通の規制に力を入れている。これにより、著作権問題も改善に向うのではないかと期待もある。
 現地の大手企業が海外コンテンツも含めた動画配信サービスを開始すれば、そうした企業と違法配信の利害の衝突は明白になるはずだ。公式動画配信サイトのプランは、中国の映像著作権の現状にも影響を与える可能性があるだろう。

百度(日本語版) http://www.baidu.jp/
百度(中国語版) http://www.baidu.com/