創通第1Q ガンダム30周年で売上増 ひぐらし、咲が堅調

 1月8日、アニメ企画・製作の創通は、平成22年8月期第1四半期(21年9月~11月)の決算発表を行った。
 連結売上高は37億8200万円と前年比9.2%増となったが、営業利益は4億800万円の21%減、経常利益は4億2700万円の19.1%減となった。一方で、四半期純利益は2億5000万円39.6%の増加となっている。

 業績全体の動向は、同社の事業の大きな部分を占めるアニメーション関連の影響が大きい。売上高の増加は、メディア事業の中に含まれる『機動戦士ガンダム』の30周年関連の事業が貢献した。創通によれば、30周年に連動したイベントや販促キャンペーンの展開により、広告やプロモーションの収入が前年同期を大幅に上回ったという。
 しかし、メディア事業全体では、アニメ番組のプロデュースにおいてスポンサー企業の投資意欲の減退、広告予算の圧縮を受け、収益を悪化させた。またアニメーション以外でも、企業の新卒採用環境の悪化により就職事情報事業子会社のジェイ・ブロードの広告収入が減少し、営業利益を引き下げた。
 メディア事業の売上高は30億6300万円(前年同期比8.6%増)、営業利益は1億4000万円(同33%減)、増収減益である。

 一方、ライツ事業も伸び悩んだ。売上高は5億5600万円(同4.4%減)、営業利益は2億8600万円(同15.4%減)である。ここでも堅調だったのは「ガンダム」シリーズである。さらに『ひぐらしのなく頃に』シリーズ、『咲-Saki-』などの商品化による版権収入が業績貢献した。コアなアニメファンに向けた作品が事業を支えた。
 また、読売巨人軍の優勝により球団グッズ、関連広告のが伸びたスポーツ事業は増収増益であった。売上高は1億6200万円(前年同期比158.5%増)、営業利益300万円(前年同期営業損失700万円)である。

創通 http://www.sotsu-co.jp/