米国 VIZメディア 自社ブランドの無料配信サイトスタート

 米国の日本アニメ・マンガの大手企業VIZメディアは2009年12月21日より、動画配信サイト「VIZ ANIME」をスタートさせた。同社の公式動画配信サイトの位置づけである。
 現在配信されている作品は11作品、『NARUTO』、『NARUTO 疾風伝』、『はちみつとクローバー』、『NANA』、『犬夜叉』、『犬夜叉完結編』、『武装錬金』、『テニスの王子様』、『ヒカルの碁』、『BLEACH』、『DEATH NOTE』である。番組は全て無料で提供されている。
 VIZメディアは「VIZ ANIME」の設立の目的を、これまでHuluや番組公式サイト、ShonenSunday.com/animeなどに散らばっていた動画配信をまとめて観ること出来るサイトとしている。また、現在はβ版としており、今後も新しいタイトルを加え拡充する方針である。

 VIZメディアはこれまでに、米国の大手アニメーション放送局カートゥーンネットワークと共同で無料の動画配信サイト「Toonami Jetstream」を手掛けた経験がある。テレビアニメのインターネットを通じた無料配信の試みとしては最も早いもののひとつであった。
 しかし、カートゥーンネットワークの日本アニメに対する関心が後退したこともあり、同社がプロジェクトから撤退した後は事実上活動を休止していた。今回はVIZメディアがあらためて単独でビジネスを行なう。
 また、今回のアニメ専門の動画配信ポータルは、大手アニメ流通会社ファニメーションによるもの、クランチロールによるものに次ぐものとなる。3つのサイトを合わせることで、かなりの数の日本アニメがカバーされることになる。

 一方で注目されるのは、『NARUTO 疾風伝』の露出の拡大である。同作は2009年末に米国の大手動画配信サイトHuluから2009年に最も視聴された番組ベスト5として挙げられている。
 作品はアニメなどに特化した動画配信サイトのクランチロール、Xbox Liveなどでも番組配信を行っている。インターネットの至るところに、番組のウィンドウが用意されている。さらに2009年10月からは、しばらく途絶えていた最新エピソード放送が、放映局をこれまでのカートゥーンネットワークからディズニーXDに変更してスタートした。
 ディズニーXDはディズニーグループの男児向けの戦略チャンネルで、アニメーション放送の中でも最もメジャーな放送局のひとつである。『NARUTO 疾風伝』では、現在、米国で最も視聴されている日本のテレビ番組と言って間違いないだろう。

VIZメディア(VIZ Media) http://www.viz.com/
*VIZanime.comには日本からのアクセスは出来ません。