角川G 映像配信サイト再編 動画配信事業を積極化

 角川グループで動画配信事業を手掛ける角川コンテンツゲートは、12月10日に運営する映像配信サイトを統合した新サイト「MovieGate(ムービーゲート)」をオープンした。これまでの映像配信サイト『MovieGate×MovieWalker』を大幅にリニューアルしたものである。
 旧サイトでは映画に特化した動画配信を行ってきたが、新サイトには新たにドラマやグラビアなども加わる。オープン当初は「映画」、「ドラマ」、「グラビア」、「R-18(成人向け)」の4つのカテゴリーからなる。さらに今後は「アニメーション」も加わる予定で、総合映像配信サイトを目指す。

 角川コンテンツゲートによれば、ムービーゲートはR35世代に向けた総合映像配信サイトである。隠れた良作や通好みのニッチな作品、懐かしい作品なども取上げるとしている。これまでの映画、アニメ、グラビアというジャンルごとに切り分けサイトでなく、ターゲット世代に合わせた幅広いコンテンツを並べるところに特徴がある。
 サイトを運営する角川コンテンツゲートは、今年10月に角川ムービーゲート、角川モバイル、角川インキュベーションの3社合併により誕生した。角川グループホールディングスの直接子会社で、出版事業、映像事業、クロスメディア事業と並ぶ領域のひとつとしてインキュベーション事業を取り扱う。デジタルコンテンツ事業の中核の役割を担う。

 今回のリニューアルオープンのもうひとつの特徴は、配信形式に新たにFlashを導入したことである。Flash導入により、特定のブラウザーに依存することなく配信を行うことが可能になった。これまでは動画視聴出来なかったMacユーザーも利用が可能になる。
 配信サービスへのFlashを導入は、先頃、大幅なリニューアルを行ったバンダイチャンネルでも行われている。動画配信におけるFlash導入は、今後も業界の中で進みそうだ。

 ムービーゲートでは今回のリニューアルであわせた、オープンキャンペーンで、一部の作品を期間限定で無料配信する。
 作品は原田知世主演の大林版『時をかける少女』、『ガメラ大怪獣空中決戦』、松田優作主演『蘇える金狼』などで、こうしたラインナップからもムービーゲートのターゲットが伺える。また、昨年公開された角川映画『DIVE!!』ウェブ先行配信も行う。

「MovieGate(ムービーゲート)」 http://www.movie-gate.co.jp/