ロイ・E・ディズニー氏逝去 ディズニー創業者一族

 ウォルト・ディズニー・カンパニーは、12月16日に同社の元副会長ロイ・E・ディズニー氏が、カリフォルニア州ニユーポートビーチ市の病院で胃がんのため逝去したことを発表した。79歳だった。
 ロイ・E・ディズニー氏は、ウォルト・ディズニー・カンパニーの共同創業者であるロイ・ディズニー氏の息子で、ウォルト・ディズニー氏の甥にあたる。父や叔父と同様に長年ディズニーの中で働き、そのキャリアは56年間に及ぶ。

 特に1980年代、90年代にはアニメーション部門のトップとして『リトル・マーメイド』、『美女と野獣』、『ライオンキング』などの製作を指揮した。その大ヒットで、アニメーション映画部門を再興に導いた功績などが知られる。米国アニメーション界の大物プロデューサーであった。
 1993年には長年の功績を讃えてASIFA(国際アニメーションフィルム協会)ハリウッド支部からウィンザー・マッケイ賞を贈られている。晩年は、ディズニー社の相談役、取締役会の名誉議長を務めていた。

 また、創業者一族、大株主として同社の経営にも大きな影響力を持っていた。ディズニーの経営陣の交代にも、しばしば介入した。
 特にアニメーション映画会社であったディズニーを巨大メディアグループの育て上げた同社の前CEOマイケル・アズナー氏と対立したことでも知られている2005年のアイズナー氏辞任に大きな力を発揮した。また、これがその後のディズニーとピクサー合併につながった。