海外向けアニメ配信クランチロール J-POPも本格化

 日本のアニメを海外向けにインターネット配信するクランチロール(Crunchyroll)は、12月5日より海外向けのJ-POP、J-ROCKの配信で、日本のマーベラス、Maverick、アップフロントエージェンシーとコラボレーションする。
 12月5日より配信されるのは、ギルガメッシュ、HANGRY & ANGRY、ムック、VAMPS 、vistlipの楽曲のプロモーションビデオである。各アーティストのPVは無料で配信され、クランチロールのサイトからはiTunes Storeへの誘導が行われる。

 クランチロールは日本のアニメを海外のアニメファンに向けて配信する大手のコミュニティ・動画配信サイトである。米国のサンフランシスコと東京に拠点を持つベンチャー企業である。現在は有料と無料の双方で、多数の日本アニメ作品を提供している。特に、有料サービスの日本とほとんど時差がない海外向けの同時配信で注目されている。
 クランチロールのビジネスは特に2009年になり積極的に展開され、扱いタイトル数をいっきに増やした。現在は同時配信タイトルだけでもおよそ30に及ぶ。

 一方で、そのビジネスはアニメだけでなく、日本以外のアジアのドラマやマンガ、ゲームなどにも及んでいる。日本のアニメを中心に、幅広いエンタテインメントをビジネスの視野に入れている。J-POP、J-ROCKの配信も、映像、テキストだけでなく音楽にまでそのビジネスを拡大するものとなる。
 クランチロールの主要な市場である北米で、J-POPはアニメやマンガほど多くのファンがいるわけではないが、それだけに熱狂的なファンも多い。また、日本のファッションと共に、新たな日本のポップカルチャーとして注目されている分野でもある。クランチロールが、そうした成長性に目をつけたかたちである。
 米国ではグーグルの子会社であるYouTube、大手メディアグループの出資するHuluが動画配信で大きな力を持っている。そうしたなかでクランチロールは、アニメ、ジャパニーズポップ、アジア・エンターテイメントに専門化することで成長目指している。

クランチロール(Crunchyroll) http://www.crunchyroll.com/