バンダイチャンネル自社課金開始 Adobe Flashを導入

(C)BANDAI CHANNEL CO.,LTD.
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 バンダイナムコグループで、アニメや特撮などの映像コンテンツ配信を行うバンダイチャンネルは、12月10日より自社運営サイト「BANDAI CHANNEL」をフルリニューアルすると発表した。
 リニューアルではサイトのデザインやユーザーのアクセシビリティーが大きく変わるだけでなく、映像配信を通じたビジネスモデルも大幅に変更される。大手映像コンテンツプロバイダーのビジネス戦略の変更は、関連業界の今後の戦略にも大きな影響を与えることになりそうだ。

 今回のリニューアルで注目されるのは、自社サイトの機能が大幅にアップされることである。これまでバンダイチャンネルの役割は、グループ会社などが持つ映像コンテンツの権利窓口としてポータルサイトなどのISPに作品を提供するものであった。
 このため自社サイトは作品を紹介するショーケースの役割で、実際の視聴購入は、パートナーとなりISPに誘導するかたちをとっていた。しかし、12月10日からは、自社サイトでも課金サービスを開始し、アニメの総合プラットフォームとする。映像配信ビジネスの利益の最大化を目指す。

 さらに新たにパートナー企業の配信サービスにおいて、自社配信サイトのミラー化を進める。ミラーサイトの提供では、バンダイチャンネルは作品ページや映像コンテンツを自社サイトに置きながら、ユーザーにはそれがパートナー企業サイトにあるかの様に映る。
 パートナー企業は、自社サイトでの関連情報ページの構築やサーバーの維持管理といった業務やコストを大幅に削減することが可能になる。一方、バンダイチャンネルは、これまで出来なかった顧客の商品購入情報の一元管理が可能になる。
 ポータルサイトごと、作品ごとの情報分析などのマーケティング戦略に、大きな力を発揮することになるだろう。これは同時に、これまで受身となっていた同社の映像配信ビジネスを、今後は自社サイトを中心にしたより能動的なビジネス展開に進むことでもある。

 サービスの提供方法の新たな試みに合わせて、配信技術にも新たにAdobe Flashが導入される。これまでの配信はブラウザ依存型になっており、一部のユーザーは視聴が出来ないなどのニーズの取りこぼしがあった。
 しかし、Adobe Flashでは幅広いブラウザやOS 環境での視聴が可能になる。視聴ニーズの取りこぼしを防ぐ。動画配信システムにはFlashMedia Server 3.5 を採用、ここでは初回のリクエスト時にユーザーの回線状況を自動判別し自動的にユーザーに最も適した配信帯域bpsを割り当てることが可能になる。再生後はユーザーが回線状況に応じてファイルを自由に選択することができる。
 さらにセキュリティも強化する。暗号化技術のRTMPE通信で著作権保護を行うことで、著作権侵害行為に対応する。

(C)BANDAI CHANNEL CO.,LTD.
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バンダイチャンネル 
http://www.b-ch.com
アドビ 
http://www.adobe.com/jp/

バンダイナムコホールディングス 
http://www.bandainamco.co.jp/