角川グループCBは総額110億円 転換価格2802円

 大型転換社債による資金調達を発表した角川グループホールディングスは、転換社債の最終的な発行金額が額面で110億円になることを明らかにした。募集価格(発行価格)は額面の102.5%としているため、角川グループは証券会社による引受手数料などのコストを差し引く前の段階でおよそ113億円の資金調達を行うことになる。
 調達した資金は、映像事業、クロスメディア事業、ゲーム事業でのコンテンツの製作とデジタル化投資、そして角川映画のスタジオ整備、中国市場での戦略的投資などに充てられるとしている。 

 また、転換社債の転換価額は、2802円とされた。これは転換社債の発行を発表した12月1日の東京証券取引所の終値2395円に対して、16.99%のアップ率となる。
 株式転換の可能性が比較的高いと思われる価額となっているが、12月2日、3日の株価は潜在株式の増加と株式転換後の希薄化懸念から株価は弱含んだ。角川グループによれば、発行済株式に対する潜在株式の比率は14.40%である。

 転換社債は2009年12月18日発行、償還期限は2014年12月18日の5年債となっている。社債は5年以内に株式に転換されるか、もしくは5年後に償還する。
 角川グループは新たな事業のための投資資金を得るが、5年間で投資資金に見合う結果を出すことが必要になる。

角川グループホールディングス http://www.kadokawa-hd.co.jp/