角川G 100億円規模のCB発行 ポスプロ設備など投資

 角川グループホールディングスは12月に新たに転換社債を発行し、およそ100億円の資金調達を行う。発行されるのは額面100億円の円建て転換社債で、発行価格は額面の102.5%、表面利率は1%となる。転換価格は、今後決定する。
  角川グループによる資本市場からの直接調達は、平成18年にNTTドコモに対して約40億円の株式割当発行をして以来となる。今後の積極的な事業展開に向けた資金を確保する一方で、市場から直接資金調達とすることで金利負担を抑え、さらに転換社債を利用し返済負担を軽減するとみられる。

 角川グループホールディングスは、今回の調達した資金のうちおよそ27億8000万円はグループ会社角川映画のスタジオ整備に充てるとしている。映画制作事業への大型投資となり、同社の今後の事業展開が注目される。
 角川グループは、これをポストプロダクションのための設備の追加としている。映像のデジタル化に対応する投資と見られる。設備は来年1月に着工し、平成23年7月に完了する予定である。

 残りの資金のうち50億円も多くが映像事業・デジタル事業に投資されることになる。同社は映像事業、クロスメディア事業、ゲーム事業でのコンテンツの製作とデジタル化投資の資金とすると説明する。角川グループの映像やゲーム事業の強化、デジタル事業の強化が伺われる。
 さらに中国での事業展開へ向けた戦略的投資に5 億円を投資する。中国市場も角川グループの戦略事業となっているようだ。残りの資金は借入金の返済に充当する予定だ。

角川グループホールディングス http://www.kadokawa-hd.co.jp/