セガトイズ ラジコン事業再建断念 清算へ

 セガトイズは10月28日に発表していたラジオコントロール玩具の企画製造・販売会社タイヨーからの事業譲渡の受け入れを中止することを発表した。12月1日に開催された同社の取締役会で決定をした。
 これまでの発表ではタイヨーは2010年1月28日に解散をし、その事業の大半を親会社であるセガトイズが引き継ぐとしていた。しかし、セガトイズによれば、ラジコン事業の市場環境や損益構造、競争優位性など検討した結果、セガトイズにおいて事業のシナジーの実現は難しく、今後の商品化計画についても収益を確保することは困難としている。

 一方、事業譲渡と同時に発表されていたタイヨーの解散、清算については、計画どおりに行われる。このためセガトイズのグループ内においては、ラジコン玩具事業は撤退、清算することになるとみられる。
 タイヨー解散後のタイヨー社の製品についての一般、法人の顧客からの問合わせは、セガトイズにて対応するとしている。

 タイヨーは2007年に経営不振に陥っていた大陽工業のラジコン玩具事業を、セガトイズが引き受けるかたちで設立した。同社の玩具事業の領域拡大を狙ったものだが、ラジコン玩具事業全体の低迷もあり、事業の建て直しに苦戦していた。
 一方で、セガトイズは平成20年3月期から2期連続の赤字決算となっており、今期も赤字を予想する。同社は黒字化を目指し事業の選択と集中を進めており、黒字化の見込めないラジコン事業からの撤退を決断したことになる。

 また、同じ12月1日には、同社は人件費を中心とした固定費削減を理由に、希望退職者の募集を開始することも発表した。さらに役員報酬の10%から70%の減額も実施する。
 希望退職の募集人数は、全従業員125名のおよそ3割にあたる35名程度とする。これにより年間3億円の人件費が減少するとセガトイズは見ている。一方、退職者に支払う特別退職金により、平成22年3月期におよそ2億7000万円の特別損失の発生を見込む。

セガトイズ  http://www.segatoys.co.jp/