日テレHD第2四半期決算好調も タツノコ減収減益、Huluは先行投資嵩む

11月5日に発表された日本テレビホールディングスの2016年第2四半期決算は、増収増益となった。視聴率の好調を背景に広告収入が伸びたほか、幹事会社を務めたアニメ映画『バケモノの子』のヒットも業績を牽引した。
第2四半期までの連結売上高は2028億2100万円と前年同期比19.1%増、営業利益234億44000万円(44%増)、経常利益は264億5100万円(31.7%増)、純利益は167億6800万円(33.9%増)である。

映画事業は前年の34億4600万円から71億6200万円、収支は300万円から7億1400万円の黒字に浮上している。『バケモノの子』のヒットが大きかったと見られる。
一方グループのアニメ製作会社タツノコプロの売上高は8億4400万円と前年比16.6%減にとどまった。営業利益は2200万円(82.9%減)、経常利益は2500万円(81.7%減)、四半期純利益は損益がほぼゼロとなった。
映像ソフトのグループ会社バップの売上高は108億800万円(59.5%増)と急伸した。営業利益は1900万円、経常利益は1億3500万円だったが、最終1億3000万円の損失となっている。

また注目を浴びるHuluを運営するHJホールディングスの売上高は第2四半期までで58億7900万円、こちらも前年同期比で62.6%増と大きな伸びとなっている。これは2015年11月時点で有料会員数が115万人を超えるなど会員数の増加が理由である。
しかし、収益化は依然険しい。第2四半期まで営業損失が12億5900万円、経常損失12億7200万円、純損失が12億7400万円だ。通期では目標有料会員140万人を目標とし、売上高130億円、営業損失25億円を予想する。2015年3月期の売上高83億3900万円から大きく伸びるが、営業損失36億5000万円からの改善率それを下回る。引き続きオリジナルコンテンツ開発を含めたコンテンツ獲得の先行投資が続いているとみられる。今後は、売上高の伸びがどの時点で、費用を上回るかがHulu事業の鍵となりそうだ。