「デレマス」好調、日本コロムビアが第2四半期業績予想を上方修正、赤字から黒字に

音楽会社の日本コロムビアは、9月4日に2016年3月期第2四半期の業績予想を上方修正した。第2四半期までの連結売上高の予想を56億円から60億円に変更したほか、利益予想を大幅に引き上げた。営業利益はこれまで1億円の損失としていたが2億8000万円の利益に、経常損失は1億700万円の損失から2億7500万円の利益に、さらに純利益も1億8000万円の損失から1億9000万円の利益に修正されている
予想を大きく超える修正は、アニメ関連作品の好調が続いているためだ。日本コロムビアによれば、第2四半期までにアニメ関連の音楽CDや配信の売上高、さらに特別販売・通販事業が当初の見込みを上回ったとしている。また利益率の高い過去作品、組織改革による固定の削減も貢献した。
今回は第2四半期までの業績予想の修正で、通期決算については現在精査中としている。しかし、今後、通期についても修正の可能性は高そうだ。

日本コロムビアは、厳しさを増す音楽CDや配信市場の影響を受けて、近年、業績は苦戦していた。2015年3月には赤字転落となった。それが2016年3月期は第1四半期から一転して上向いている。第1四半期決算でもすでに業績好調を伝えていたが、第2四半期はさらに勢いを増している。
決算発表や業績修正では具体的なタイトルは挙げていないが、好調なアニメ部門を牽引しているのは、「THE IDOLM@STER」シリーズとみて間違いないだろう。同シリーズのソーシャルゲーム「アイドルマスター シンデレラガールズ」の音楽事業はかねてより、日本コロムビアの主力タイトルであった。それがアニメ化され2015年1月から4月に放送され、そして7月から第2シーズンの放送が始まり人気がさらに広がっている。音楽関連商品の売上げは今後も伸びるとみられ、それが業績に反映したかたちだ。テレビは現在も放送中のため、その人気はまだしばらく続きそうだ。