ロボットとアドビ 次世代アニメーション制作フロー開発協力

 映像・コンテンツ制作の有力企業ロボットは、映像制作のソリューションサービスを提供するアドビシステムズと次世代アニメーション制作のワークフロー開発で協力をする。これは11月18日に発表されたロボットとアドビシステムズの次世代の映像制作ワークフロー実現のための提携締結に合わせたものだ。
 提携締結では、ロボットはCMや映画、アニメーション、CG、Web制作のツールとしてアドビの製品Adobe Creative Suite Production Premiumを活用する。これらの活動を通じて、効率性、安全性が高く、シームレスなデータ交換を可能にする次世代映像制作ワークフローを開発する。一方、アドビシステムズは、この提携により日本のユーザー視点に近いソリューションの開発強化を目指す。

 アニメーション制作のワークフロー開発は、両社のこの提携の一環となる。アニメーション制作でもProduction Premiumを利用した次世代アニメーション制作ワークフローの開発を、両社で協力することを予定する。
 アドビはロボットのアニメーション制作チームとの情報交換を行い、アニメーション制作における理想的なワークフローや機能活用を提案する。日本のアニメーション制作プロダクションに向けたソリューションの構築や提案につなげる。

 ロボットは、映画、アニメ、CMの制作でよく知られる映像作品を中心としたコンテンツ制作会社である。『ALWAYS 三丁目の夕日』などのCGアニメーション技術で有名だ。特に、アニメーションについては、「アニメーションスタジオCAGE」による新しい映像表現への意欲的な取り組みが知られている。
 2009年2月に、米国アカデミー賞短編アニメーション部門を受賞した加藤久仁生さんの作品『つみきのいえ』は、大きな注目を浴びた。クオリティ重視のロボットが、アドビのソリューションサービスにもたらす効果は大きいだろう。

 一方、アドビは映像制作の統合ソフト「Adobe Creative Suite Production Premium」など、数多くのPC向けのソフトを開発する大手である。しかし、映像制作ソフトの分野では、近年マイクロソフトの開発する競合ソフトとの競争が激化している。
 今回の提携はユーザーのニーズをより確実に掴むことで、ユーザーの最も必要とするソフト、サービスの開発につなげるものとなる。そのうえで競合他社に負けない優位性を築くことを目指す。

アドビ システムズ http://www.adobe.com/jp/
ロボット http://www.robot.co.jp/