
Netflixが2015年秋に日本国内でインターネット映像配信サービス開始を予定する。日本進出にあたっては、日本法人Netflix Japanを東京都港区に設立、日本代表にグレッグ・K・ピーターズ氏が就任した。Netflixの特徴は、映画やテレビ番組、アニメーションまで、豊富なラインナップを1000円程度の定額で見放題サービスとして提供することだ。
放送局や劇場で人気の作品はもちろん、近年は出資するオリジナルのコンテンツ製作にも力をいれる。それだけにNetflixの日本進出を控えるなかで、国内の放送局、映画会社の間でも同社の動向に関心が集まっている。
NetflixはオンラインのDVDレンタル事業として北米でスタート、ネットで予約できる手軽さで急成長した。2007年には、現在の主力事業となったインターネット上の動画配信を開始した。定額見放題の仕組みが好評を博し、さらに成長を遂げた。
現在は世界50ヵ国以上でサービスを提供し、6200万人を超える会員を持つ。さらにコンテンツの製作者としても脚光を浴び始めている。
そんなNetflixは6月9日に大きなニュースを発表した。ハリウッドの人気俳優ブラット・ピットと共同社長のデデ・ガードナー、ジェレミー・クライナーが経営する映画製作会社プランBエンターテインメントと共同で映画『ウォー・マシーン(原題:War Machine)』を製作する。
映画はマイケル・ヘイスティングスのベストセラー『The Operators: The Wild and Terrifying Inside Story of America’s War in Afghanistan (原題) 』を原作とし、ブラット・ピットが自から主演、監督・脚本はデヴィッド・ミショッドが担当する。アフガニスタン駐留米軍の軍事司令部将軍となった人物を主人公とするアクション大作になるという。
その布陣からもかなりの大作となりそうだが、映画はNetflixが世界独占配信、劇場公開する。Netflixにとってもメルマークとなるビッグプランである。クランクインは8月を予定、2016年にリリースされる。