角川グループとNTT コンテンツ配信サービスで合弁会社

 総合エンタテイメント企業の角川グループホールディングス(角川グループ)は、日本電信電話(NTT)とインターネットなどを利用した新しいコンテンツ配信サービスの事業化に向けて動き出した。
 両社はこの事業に向けて覚書を交わし、今年12月に合弁会社を設立する。また、2010年の4月から6月頃のサービス開始を目指す。新サービスは角川グループのコンテンツ企画制作力やメディアミックスのノウハウとNTTグループの情報通信技術、ブロードバンド事業のノウハウを融合させたものになるとしている。

 両社が目指すサービスは、個人の情報ニーズに対応したものである。コンセプトを「スーパーデジタルマガジン」として、これまでにないパーソナルメディア型サービスで映像コンテンツ視聴を提供する。 
 具体的なサービスは現状ではやや判り難いが、両社は新たな特徴として次の5つを挙げている。

 1)新しいブロードバンド型コンテンツの充実
 2)魅力的専門コンテンツショップの開設
 3)スーパーデジタルマガジンというコンセプトによる新しいコンテンツ視聴の提案
 4)デバイスフリーサービス
 5)新しい形態のクラウド型サービス

 こちらもやや抽象的だが、専門性、インタラクティブ性、パーソナルユースといったイメージを持っているようだ。むしろ今回注目されるのは、配信コンテンツが角川グループだけでなく、他のコンテンツ業者からも提供されることだ。
 これまでは豊富なコンテンツを供給する立場であった角川グループが、ここではコンテンツ配信のためのプラットフォームの提供者を目指すことになる。

 角川グループはコンテンツ提供にあたり、コンテンツ事業者と密接なコラボレーションを行うとしている。また、サービスは多くのコンテンツ事業者が参加出来るようなオープンで対応しやすいものを予定する。  
 角川グループは既に多くのコンテンツ事業者から支持、賛同も得ているともする。具体的なパートナー企業やコンテンツについては、サービス開始に向けて順次発表する予定である。
 
角川グループホールディングス http://www.kadokawa-hd.co.jp/
日本電信電話(NTT) http://www.ntt.co.jp/