WAO アニメ製作委員会共同出資者破産で特損など計上

 11月6日、教育事業やコンテンツ製作を手がけるワオ・コーポレーションは、アニメーション映画の製作委員会の共同出資者が破産申し立てを行ったことから特別損失を計上することを明らかにした。
 これは映画配給会社のムービーアイ・エンタテインメントが、今年8月4日付けで破産手続きを開始したことに伴うものである。ムービーアイはワオが製作委員会の出資する劇場アニメ『8月のシンフォニー-渋谷2002~2003』の幹事会社であり、同社自身も製作委員会に出資していた。

 『8月のシンフォニー』は、ワオ・コーポレーションが製作委員会の出資金の9割を出資していた。一方、ムービーアイは製作委員会の主幹事として、配給を手がける予定であった。
 しかし、ムービーアイの8月初めの破産申し立てにより、同社は製作委員会を離脱していた。映画は、最終的に他の配給会社の手により8月22日に劇場公開が行われている。また、ワオは共同製作契約書に基づき、ムービーアイの保有する分の映画フィルムマスターを公正価値により譲渡を受けたとしている。

 特別損失は、主に配給経費に関わる部分で発生する。今回、ワオは製作委員会が配給経費としてムービーアイに預けた資金の未使用の残金の自社持ち部分の返還請求権を計上する。
 しかし、この6700万円になる債権は、取立て不能、もしくは大幅に遅れる可能性があるとして、全額を特別損失に計上する。また、業績予想については、他の特別損失が想定より減少したことから今回の特別損失は吸収可能としており、変更は行わない。

ワオ・コーポレーション http://www.wao-corp.com/