ドワンゴ 26年第1四半期増収増益 ニコニコチャンネルとゲームが好調

ドワンゴの平成26年9月期が好調なスタートを切った。平成23年2月13日に発表された同社の平成26年9月期第1四半期決算によれば、売上高は96億1900万円(前年同期比12.0%増)、営業利益は11億9800万円(71.2%増)、経常利益は11億9800万円(66.7%増)、四半期純利益は13億2800万円(83.8%増)であった。増収増益となり、特に利益の伸びが大きかった。
事業別では、引き続きニコニコチャネルを中心とするポータル事業の成長とモバイル事業の減少のトレンドが続いている。全体に占めるポータル事業の割合は前年同期の43%から45%に拡大、一方モバイル事業は40%から31%と縮小した。自社パッケージタイトルが好調だったゲームは売上高17億3800万円(同83.3%増)と急伸した。

ポータル事業の売上高は44億2200万円(16.9%増)、営業利益は7億5700万円(4.2%減)である。利益の減少はニコニコ生放送の関連費用、また広告宣伝費が増加したためである。
2013年12月末の登録会員数は3758万人、プレミアム会員は217万人と増加基調を続けている。また、2012年に立ち上げた有料コンテンツ「ブロマガ」も、有料会員が10万人を超えた。

ポータル事業は依然拡大基調に見えるが、今回発表されたニコニコチャンネルとニコニコ生放送の利用状況には気になる点もある。ニコニコチャンネル全体の2013年10月から12月までの1日のPVは1億1998万、直前期は1億2595万であった。また、月間平均訪問者数は803万人、こちらの直前期は846万であった。いずれもわずかだが減少している。同様にニコニコ生放送も1日のPVが1626万から1623万に、月間平均訪問者数は332万人から322万人に減少している。
対照的にユーザー1人当たりの平均滞在時間はニコニコチャンネルで104.5分から109.4分に、ニコニコ生放送は76.7分から84.4分に伸びている。利用者がコアユーザー化に向かっている可能性がある。

モバイル事業の売上高は30億1300万円(13.9%減)、営業利益は5億3300万円(前年同期比402.7%増)である。売上ではフィーチャーフォン会員の減少が影響したが、著作権等使用料の減少と、広告宣伝費減少で利益面では大きく伸びた。
ゲーム事業は、自社パッケージタイトル『ダンガンロンパ1・2 Reload』と『進撃の巨人~人類最後の翼~』といったヒット作が貢献した。売上高は17億3800万円(83.3%増)、営業利益は4億1600万円(239.1%増)である。
ライブ事業の売上高は1億400万円(4.2%増)だが、営業損失が1億5500万円と依然赤字が続いている。通期では第3四半期に予定されている大型イベントのニコニコ超会議の行方が鍵を握りそうだ。

通期では、MAGES.を完全子会社化したことで売上高の大幅な伸びが予想される。これを踏まえてドワンゴは、通期連結業績予想を修正した。
売上高を376億900万円から422億5100万円に、営業利益を31億1500万円から31億6500万円に引き上げた。また、経常利益は32億6700万円から32億2400万円に、当期純利益は21億1500万円から24億6300万円に変更した。

ドワンゴ http://info.dwango.co.jp/