サンリオ第2四半期 欧州中心に海外好調も国内苦戦

 「ハローキティ!」などのキャラクター事業大手サンリオは、10月30日に平成22年3月期第2四半期の決算発表を行った。売上高、営業利益、経常利益は、業績予想を上回ったが、当期純利益については、事前の予想を下回った。
 連結売上高は332億円(前年同期比3.5%減)、営業利益は27億円(同13.2%減)、経常利益は、21億円(同29.2%減)である。四半期純利益は6億円(同48.7%減)となった。四半期純利益は当初17億6500万円を見込んでいたが、テーマパーク事業再編での法人税等調整額の戻入を利用出来ないことが判り今回の数字となった。

 そのテーマパーク事業はサンリオピューロランドの集客が振るわなかった。入場者数は37万4000人で、前年より3万5000人の減少となった。大分県のハーモニーランドが、入場者数は18万7000人と2万7000人増となったが売上高の減少をカバー出来なかった。売上高は27億円(前年同期比5.2%減)、営業損失は3億円である。

 キャラクター関連のソーシャル・コミュニケーション・ギフト事業は、売上高293億円(前年同期比3.0%減)、営業利益37億円(同13.7%減)である。
 ここではヨーロッパを中心に海外が好調だった。ヨーロッパは物販、ライセンスとも好調で、円高ユーロ安の為替の影響にも関わらず、増収増益となった。これまで西欧だけでなく、北欧や東欧などにもマーケットが拡大している。
 北米も売上高は減少したものの、ライセンシー戦略の見直しにより、営業利益が37%伸びた。また、ブラジル、香港も堅調だったが、台湾、韓国が不調だった。
 一方国内では、国内コンビニエンスストアで売上の減少やお土産雑貨、玩具向けのライセンスが前年を下回った。直営店や百貨店のインストアショップは、ハローキティ35周年記念商品を軸に健闘したが、全体のマイナスをカバー出来なかった。

 第2四半期までの業績を受けてサンリオは、平成22年3月期通期決算の業績予想を変更した。期初予想よりも、全般に数字を引き下げる。百貨店やチェーンストアの不振や商品の低価格化傾向が強まっているとし、国内ライセンスが今後も厳しいと判断したためである。
 新しい業績予想は、連結売上高685億7200万円、営業利益60億9700万円、経常利益49億4700万円、四半期純利益26億9400万円である。

サンリオ http://www.sanrio.co.jp/corporate/